日本の株を購入したいけど購入方法がわからないというケースは意外と多いです。
投資をしたことが無い人は何が必要でどんな手続きをするべきなのかがわからないと思います。
何事もそうですが、初めてのことをする時というのは不安が先立つものです。
この記事では日本株の購入方法を初心者の方にわかりやすく解説します。
\この記事はこんな人に読まれています/
- 日本株の購入方法が知りたい
- 日本株はどこで買えるのか知りたい
- 日本株の買い方の種類を詳しく知りたい
株を購入できるのは証券会社だけ
株を販売できるのは証券会社だけであり、銀行や保険会社からは購入できません。
株式の購入方法は2つあります。
こちらの記事では日本トップクラスの証券会社、みずほ証券の口座開設方法を詳しく説明しています。
実店舗で株を購入する
実店舗型証券会社は営業担当者と直接話ができるため、分からないことや知りたいことを直接聞くことができます。
ただし、以下の点には注意をしてください。
- 無理やり株式を売られる
- 予算が低すぎて相手にしてもらえない
- 都合のいい運用商品を勧められる
実店舗の証券会社は IPO株に関してネット証券会社よりも有利です。
そもそもIPO株って何?と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
IPO株を購入する方法は以下の2つです。
・「裁量配分」(各店舗型証券会社の裁量でIPO株が配分される)
ネットで株を購入する
ネット専業証券会社は自分で知識を得て株式を購入することになります。
その分手数料が安くなっており、実店舗型証券会社の10分の1~20分の1という驚くほどのお得さです。
手数料が安いということは、資産運用ではすごく重要で、手数料次第では年間の利回りにも影響が出ます。
口座の開設方法
まずはどの証券会社で口座を開設するかを調べましょう。
最初に証券口座を開設するなら以下の理由によりネット証券がオススメです。
- ネットで簡単に開設できる
- 手数料が安い
どこのネット証券がいいのかはこちらの記事で比較していてわかりやすいです。
口座の開設方法は各証券会社によって異なりますので、各証券会社のWEBサイトをご確認ください。
株式購入のポイント
株式を購入する時には、以下の3つのことを念頭に置いておきます。
- 銘柄
- 価格
- 株数
株式を購入する時は、必ず何を(銘柄)、いくらで(価格)、どれだけ(株数)買うのかを決めておきます。
銘柄
購入したい株式が決まったら、その株式(銘柄)の企業名と銘柄コードを確認します。
銘柄コードというのは、その会社に付いている4ケタの数字のことです。
例えば、トヨタ自動車には「7203」という銘柄コードが付いています。
逆に、銘柄コードが分かれば、トヨタ自動車の名前を忘れても大丈夫です。
銘柄コードは「会社四季報」という雑誌や、ネットの検索でも調べられます。
株式銘柄の検索はこちらのサイトが便利です。
価格
次に、その株をいくらで買いたいのかを決めます。
株の購入方法は2つあります。
- 指値注文
- 成行注文
指値注文と成行注文には以下の違いがあります。
・指値注文
例えば、取引価格が1,000円の株があった時に、その株を970円で購入したい場合は、970円の指値注文を出します。
指値注文の場合はその価格にならなければ約定しません。
従って、約定するような価格で注文しなければ何にもなりません。
例えば過去、その株式の最安値が950円にしかなっていないのに、いくら儲けたいからと900円の価格で注文しても、半永久的に株を購入することができません。
よほどの確証がない限り、初心者は成行注文にした方が無難です。
・成行注文
成行注文の場合は、現在取引されている価格で約定されます。
例えば、現在の市場の取引価格が1,000円だった場合に成行注文を出しておくと、980円や1,020円などの金額で約定されるのが一般的です。
仮に、相場が急激に高騰したり、大暴落したりすると、注文した時の市場価格と大きく乖離することになりますが、そんなことは滅多に起きるものではありません。
それよりも、初心者のうちは、景気の影響によって価格が大きくブレないような業界の銘柄にしておくことをおススメします。
以下の業界の銘柄は株価が比較的安定していると言われています。
- 電力、ガス関連銘柄
- 食品メーカー、スーパー関連銘柄
- 鉄道関連銘柄
- 医薬品、医療機器関連銘柄
株数
最後に、購入する数量を決めます。
数量を決めることによって最終的な購入金額が決まります。
当然、購入できるのは証券会社の口座へ入金した金額以内です。
ただ、最初はあまり無理しないで、最低必要とされる単元株(100株、または1,000株)の数量にしておきましょう。
ちなみに、最近は「ミニ株」と言って、条件付きではありますが、10株や1株単位で購入できる証券会社もあります。
いずれにしても、株式投資というものに慣れるまでは、資金に負担の無い範囲で行うのが賢明というものです。
価格が変動するたびに、びくびくしていたのでは仕事に悪影響を及ぼします。
投資は儲かる時もあれば、損をすることもあります。
注文の出し方
最後は実際に注文を出します。
実店舗型証券会社とネット専業証券会社では注文の仕方が異なります。
実店舗型証券会社の注文方法
担当の営業スタッフに直接、あるいは電話で注文を伝えます。
担当スタッフから確認されるため、大きな注文ミスを起こす心配が無くなります。
ネット専業証券会社の注文方法
パソコンやスマホなどで公式サイトにアクセスし、注文内容を入力します。
必ず、確認メッセージが表示されるので、チェックを欠かさないようにします。
正しく入力したつもりでいると、チェックが疎かになります。
まとめ
近年は公的年金制度の破綻が懸念されています。
自分の将来は自分で守ることが求められる時代です。
政府もNISAやiDeCoなどの制度を設けており、より株式投資のしやすい環境が提供されています。
怖がらずに、まずは少額で株を購入してみてはいかがでしょうか。