職場でのストレスの原因は同僚や上司など、仕事で関わる身近な人であることも多いです。
快適に働くためにも職場の同僚や上司からのストレスとうまく付き合う必要があります。
この記事ではどのようにストレスに対処したらいいのかを解説していきます。
\この記事はこんな人に読まれています/
- 職場でストレスを感じている人
- 上司や同僚とのストレスを軽減したいと考えている人
- 職場でのストレスとうまく付き合っていきたいと考えている人
同僚から受ける職場でのストレス
まずは職場の同僚から受けるストレスにはどのようなものがあるのかを解説していきます。
自分に面倒な仕事を押し付ける
職場の同僚の中には、「やりたくないから」「面倒だから」という理由で仕事を他人に押し付けてくる人もいます。
そういった人が同僚にいる場合はとても厄介です。
職場内での距離が近い分、頻繁に自分に仕事を押し付けてくるということもあります。
仕事をする上ではある程度協力することももちろん大事ですが、無理に全ての仕事を受け入れる必要はありません。
自分にやらなければならない仕事がある場合は断っても大丈夫です。
また、相手が自分に仕事を頼む理由が「自分ではやりたくないから」などの理由である場合はきちんと断りましょう。
自分の時間を奪ってくる
仕事中の無駄話が多い同僚もストレスの原因になります。
無駄話の相手をするために自分の仕事に集中できず、イライラをため込んでしまう人も多いです。
無駄話の多い同僚のせいで仕事が思うように進まず、気持ちが焦ってしまってストレスを感じてしまう人も少なくありません。
さらに無駄話をしているがために仕事が進まず、結果他人に仕事を押し付けてくるようになるとなると気分は最悪です。
職場では適度な雑談も必要ですが、いきすぎると仕事の妨げになります。
「ちょっと話が長いな」と感じたら、適当にあしらうなどして仕事に集中するようにしましょう。
自分の評価を下げるような噂話を広げる
同僚の中には仕事上のライバルになる人も多いです。
ライバル視するために、自分の評価を下げるような噂を流す人もいます。
当の本人の前では仲良くしているフリをしながらも、影ではコソコソと悪口を言う人は大人になっても存在します。
こういう存在は非常に厄介です。
いきすぎると職場での自分の評価が下がり、孤立してしまうこともあります。
病気につながってしまうような強いストレスの原因にもなりえます。
自分の成果を横取りする
職場での周囲からの評価を上げるために、人の成果を横取りしようとする同僚もいます。
特に一生懸命取り組んだ仕事の成果を横取りされると理不尽さを感じるとともに強いストレスを覚えます。
こうした同僚からの嫌がらせを回避するためにも、適度な範囲で自分の仕事の成果をアピールするとよいでしょう。
やりすぎるとかえって自分の評価を落としてしまいますが、かといって控えめな態度をとり続けているのも問題です。
自分が出した成果については積極的に「自分がやりました」と主張してください。
上司から受ける職場でのストレス
職場の上司からストレスを受けることもあります。
立場が弱い分、どうしても自分の意見を言いにくくなってしまう上司からのストレスは、たまる一方であることも珍しくありません。
以下では職場の上司が原因になるストレスの例を紹介します。
理不尽な命令を押し付ける
仕事の上では多少無理をすることも自分の力を伸ばすためには必要です。
しかし絶対に無理なものも少なくありません。
また、自分の本来の能力に対して難易度が低すぎる仕事を任されることも時にはストレスになります。
こうした自分の能力に合わない仕事を理不尽に押し付けてくる上司はストレスの原因です。
理不尽な命令の厄介なところは、命令してくる上司が「成長のため」や「どんな仕事にも価値がある」などと言ってくるところです。
このような言葉を命令に添えられると、理不尽と感じていても反論できなくなります。
理不尽な命令はいきすぎるとパワハラに該当します。
「おかしい」と感じたら社内の相談窓口などに相談するようにしましょう。
習慣化するパワハラ
上司に暴言を吐かれる・暴力を振るわれるといったパワハラもストレスの原因です。
リモートワークが広まっていく中で、直接嫌いな上司に会うことはなくなった反面、他人には見られないメールの中で嫌がらせをしてくるといったパワハラの例も存在します。
さらに直接暴言・暴力を振るわれるだけでなく、自分に対して完全に無関心である態度を貫かれるといった類のものもパワハラの一種です。
職場に行っても仕事を一切振ってもらえず、まるでそこにいないかのように振舞われるのは強いストレスにつながります。
発言がコロコロ変わる
言っていることがコロコロ変わる上司も職場でのストレスの原因になります。
さっき言っていたことと今言っていることが全く違うという人は少なくありません。
例えば自分に仕事を頼むときには、
「分からないことがあったら聞いて。報連相が大事だ」
と言っていたのに、実際に分からないことを聞きにいったら、
「いちいち質問するな」
と言ってくるといった状況があげられます。
人間誰にでもこういうことはありますが、あまりにも頻繁に上司に言われるとストレスです。
仕事の失敗を部下に押し付ける
自分の仕事の失敗の原因を部下に押し付けてくる上司もストレスの原因になります。
本当は自分の失敗なのに、他人のせいにすることで責任逃れをしようとしているのです。
本当に部下の失敗が仕事の失敗の原因になることはもちろんありますが、部下のマネジメントは上司の仕事でもあります。
原因を見つけ、改善するのと他人に責任を押し付けるのとは意味が違うのです。
本当に優れた上司は部下の失敗にも責任を持って対処してくれます。
職場でのストレスを軽減させる方法
職場でのストレスは上手に発散しなければたまっていく一方です。
適度に発散することで、それまでストレスに満ちていた職場が快適なものに変化します。
以下では職場での同僚・上司からのストレスを軽減させる方法を紹介するので、実践して快適な職場づくりをしていきましょう。
言いなりにならず、強気で接する
同僚や上司の言いなりになりすぎてはいけません。
意見を主張すべきところではきちんと主張するようにしましょう。
強気で接することが、職場でのストレスを軽減させます。
場合によっては社内の相談窓口や労働組合の利用も必要です。
特に労働組合は労働者の権利を守るための組織なので、権利を阻害されていると感じる場合は抵抗なく利用しましょう。
例え職場での立場が上であったとしても、本来上司と自分とは人間的には対等な存在です。
理不尽な命令に対して意見を言う権利はあります。
コミュニケーションの角度を変えて接し方を変えてみる
同じ人でも見方を変えてみると全く印象が変わるということは珍しくありません。
嫌いだと思っていた人でも、コミュニケーションでの受け取り方を工夫することで嫌悪感が緩和されることもあります。
ストレスとして溜め込む前に、「相手はどうしてこういうことを言うのだろうか」と一度考えてみることも必要です。
もしかしたら相手が自分に対してこう言ってくるのにはそれなりの理由があるのかもしれません。
受け取り方が変われば相手への接し方も変わり、関係も変化します。
相手の伝えたい要望を今までよりも更に理解する
「相手は本当は何を自分に伝えたいのだろうか?」
「相手は何を求めて自分にこのようなことを言ってくるのか?」
といったことを考えてみるのも職場でのストレスを軽減する上でおすすめです。
言葉や態度だけでは相手の本心が理解できないことは多いです。
どうしても人間は相手を理解するのにも限界があります。
今までよりもさらに相手を理解するように努めてみましょう。
理解する努力を積むことで、職場での同僚・上司からのストレスを軽減できます。
相談できる他部署の上司や、会社内のキーパーソンを見つける
同じ部署内では相談しにくいことでも、他部署であれば相談しやすいということもあります。
他部署の上司は自分の上司と立場が似ていることもあり、有効なアドバイスが得られるのです。
さらに社内のキーパーソンとつながりを持つと、いざという時に守ってもらえることもあります。
社内での人脈を広げる一環として、他部署ともつながっておくことはおすすめです。
自分の味方が社内に増えるので、ストレスを軽減できます。
ストレスと上手に付き合うためのポイント
他にも職場での同僚・上司からのストレスを軽減する方法は存在します。
没頭できる趣味を見つける
好きなことに没頭していると、ストレスを軽減できます。
会社の外で楽しめるような趣味を見つけて、没頭する時間を用意しましょう。
手軽に始められる趣味の例としては、以下のものがあげられます。
- スマホゲーム
- SNS
- 読書・マンガ
- 映画を観る
現在特に趣味がない人は、隙間時間を使って手軽に始められるものから始めてみることをおすすめします。
職場以外の人間関係を構築する
職場以外の場所で同じ価値観を持った人たちと交流するのもおすすめです。
安心感が得られ、職場でのストレスを発散できます。趣味仲間を作ったり、勉強会のチームに入ってみましょう。
同じ価値観を持った人たちと共通の話題で盛り上がれます。
どうしても改善しないなら職場を変える決断も必要
どんなに職場での同僚・上司からのストレスを改善しようと努力しても、改善する兆しがないのであれば職場を変える決断も必要です。
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まとめ
職場の同僚や上司から受けるストレスは、うまくつきあっていかないとたまっていく一方になってしまいます。
社内での人間関係の見方を変えてみたり、自分の時間を満喫することで改善するので積極的に工夫していきましょう。