何が違う？転職サイトと転職エージェントの違い

転職活動をするときによく利用されるのが、転職サイトと転職エージェントです。

「転職」で検索すると転職サイトも転職エージェントも検索結果に表示され、どちらのサービスを利用したらいいのかわからなくなりませんか？

転職サイトと転職エージェントの違いはどこにあるのでしょうか？

自分に合っているのはどちらがオススメなのか？それぞれの違いを見ていきましょう。

＼この記事はこんな人に読まれています／

• 転職サイトと転職エージェントの違いを知りたい人
• 転職サイトと転職エージェントのどちらが自分に合ってるか知りたい人

転職サイトと転職エージェントは別物

転職サイトと転職エージェントの主な違いは、転職アドバイザーが付くか付かないかです。

転職サイトは、求職者が数多くある求人情報から、条件に合う会社を探していくためのサイトです。

転職エージェントは、求職者にキャリアアドバイザーがついて、スペックや個々のキャリアに合わせた企業を見つけ出してくれます。

転職サイトを利用するとどうなるのでしょうか？

転職サイトの特徴

• 企業への応募や面接の段取りなど全てを自分で行う
• 24時間利用できる
• 自分のペースで進められる
• 自分の頑張り次第でどんな職種にも挑戦できる

転職サイトはすべてが自分次第ということがわかります。

それでは転職エージェントを利用するとどうなるのでしょうか？

転職エージェントの特徴

• キャリアアドバイザーが求人情報を探してくれる
• 面接日の調整や給与の交渉、応募書類・面接対策などをしてくれる
• 非公開求人を紹介してくれる
• 自分の希望に合った求人が見つかる
• 転職後のミスマッチが減る

転職エージェントはキャリアアドバイザーの手厚いサポートがあります。

このように、転職サイトと転職エージェントは性質が大きく異なるのです。

自分に適した方法を選ぶことによって、正しい転職先の選定ができるようになります。

転職サイトを使った方がいいタイプ

では転職サイトを使う利点を確認していきましょう。

転職サイトを使った方がいい人

• 日中働いていて、時間に制限のある中で転職活動をしたい人
• 未経験の職種に挑戦したい人
• 複数の求人に応募したい人
• たくさんの求人情報を参照したい人

「いつどんな時間でも、自分が希望する職種を探せるのが嬉しい」

「未経験でこんな職種に挑戦もできることを知った」

「いろんな会社の待遇を見ながら、転職先を探した」

転職サイトには、転職サイトにしかない、多くの利点が存在します。

特に大きな利点として自分のペースで転職活動をしたい人に向いているのが転職サイトなのです。

登録するべき転職サイト

いろいろな転職サイトが存在しますが、一つのサイトですべての求人情報を網羅できるわけではありません。

登録は手軽にできますし、転職活動で失敗しないために、複数の転職サイトに登録しておくことをオススメします。

リクナビネクスト

参考：リクナビNEXT公式サイト

人材業界最大手のリクルートが運営する転職サイトがリクナビNEXTです。

求人掲載数は近年だと、他社と差はなくなっていますが、知名度NO.1は揺るぎません。

そのブランド力から、大手企業の求人掲載が一番多いのがリクナビNEXTです。

企業の掲載料金も競合サイトと比較すると高いことでもよく知られています。

ですが逆に考えれば、体力のある企業が多く「隠れた地元の優良企業」を発見することもあるでしょう。

募集年齢も幅広く考えている企業も多く、10代の方から60代、70代の方まで、数多くの求職者が閲覧しています。

未経験者であっても歓迎している企業もありますが、ここは注意が必要です。

業界未経験、職種未経験でも大丈夫と記載があっても、資格やスキルは別で求めらることもあります。

またそのブランド力から、ブラック企業が連続掲載を続けていることが多いのも特徴です。

他にも派遣会社の求人が紛れ込んでいますから、仕事の内容などを熟読し、掲載企業の自社ＨＰを確認し、正しい情報を見つけていきましょう。

リクナビNEXT公式サイト

マイナビ

参考：マイナビ転職公式サイト

マイナビ転職の最大の特徴は、20代～30代前半の若手・未経験者向けの求人が全体の7割～8割を占めていることです。

未経験歓迎の会社は研修制度が充実している場合が多いので、自分のスキルに自信がない人でも応募しやすい企業が揃っています。

掲載されている企業は中小・ベンチャー企業が主軸になっていますので、会社と一緒に自分も成長していけると考えている求職者が多いです。

また、サイトのトップページに記載されているように、マイナビ転職にしか掲載されていない求人は80％を超えています。

若手・未経験者歓迎の求人を探している人はマイナビ転職に登録することをおすすめします。

マイナビ転職公式サイト

DODA

参考：DODA公式サイト

DODAは求人情報数がトップクラスです。

その主な理由は、転職エージェントに同時登録できるため、直接応募できる求人と紹介してもらって応募できる求人の両方が掲載されているからです。

実際に求人を検索してみると、転職エージェント向けの情報が全体の90％を超えています。

また、学歴不問の求人は全体の50%を占めていますが、未経験者歓迎の求人は全体の10%ほどです。

このことから即戦力を求めている企業が多いことがわかるので、30代～40代の中間層向けのキャリアアップを視野に入れた求職者がよく使うサイトであると言えます。

DODA公式サイト

転職エージェントを使った方がいいタイプ

転職エージェントを使った方がいいのはどういう人でしょうか？

転職エージェントを使った方がいい人

• キャリアアップを考えている人
• 一人で転職活動を進めるのが不安な人
• 自分のスキルに見合った求人を探している人
• 応募書類や面接のフォローを求めている人

転職エージェントを利用すると、プロのキャリアアドバイザーに様々なことを相談できるのが大きな特徴です。

キャリアや知識、スキルを話しながら、もっと自分を高く買ってくれる企業を探しているという利用者が大半を占めます。

転職活動を進めていくと、壁にぶつかることもあるでしょう。

面接や応募段階で落とされてしまう。

給与交渉がうまくできない。

キャリアアドバイザーに相談することで、そんな壁を乗り越えていくことができます。

ただし転職サイトと比較した際、転職エージェントはキャリアアドバイザーとの相性も重要になってきます。

キャリアアドバイザーとのコミュニケーションがうまくいかないと、なかなか良い企業と出会えません。

またキャリアアドバイザーと予定を合わせて転職活動を進めていくので、自分のペースでやるのは難しくなります。

転職エージェントは、初めての転職活動で不安がある人や、一人で転職活動するのは不安な人に向いているでしょう。

また、エージェントと話し合いを行い、キャリアアップを目指す人も転職エージェントを活用しています。

登録するべき転職エージェント

転職サイトと同様にいろいろな転職エージェントが存在しますが、一つのサイトですべての求人情報を網羅することはできません。

転職エージェントが扱う案件や、エージェントが紹介する案件も異なりますので、１つの転職エージェントだけで転職活動をするのは可能性を狭めてしまうかもしれません。

複数の転職エージェントに登録して転職活動を始めましょう。

リクルートエージェント

参考：リクルートエージェント公式サイト

リクルートエージェントは、公開・非公開求人合わせると20万件以上になります。

累計の転職実績者数も45万人を超えており、転職活動者の8割はリクルートエージェントを利用しています。

拠点オフィスも全国16か所に展開しており、他社と比べると地方でも利用しやすいです。

転職サポートも効率化されており、面接から入社までのスピードが早いことも特徴の一つです。

リクナビNEXTと同様に大手企業の求人が比較的多く、求められるスペック高い反面、年収アップも期待できるでしょう。

40年の歴史で培われてきた交渉力は年収交渉にも活かされており、よりイメージに近い額での転職を見込めます。

自分の能力に自信のある方は、リクルートエージェントは登録すべきサイトの一つです。

リクルートエージェント公式サイト

ビズリーチ

参考：ビズリーチ公式サイト

ビズリーチは、『選ばれた人だけのハイクラス転職サイト』と謳っているだけあり、多くの経験・キャリアを積んできた人向けの転職エージェントとなっています。

企業やヘッドハンターから直接オファーを受ける形式になっていて、管理職や役員のポジション、海外勤務などハイキャリアへ挑戦できる仕組みです。

有料会員コースも用意されているので、質の高いサービスが受けられます。

無料会員だと企業やヘッドハンターからのスカウトを待つのみですが、有料会員になると求人に応募できるようになります。

さらに、金額の高いハイクラス会員になると年収1000万円以上の求人に応募できるようになります。

無料会員だからといってスカウトが来ないというわけではありませんので安心してください。

自分から積極的に転職活動がしたい人は有料会員になると良いでしょう。

ビズリーチはキャリアアップを望む求職者におすすめです。

ビズリーチ公式サイト

マイナビエージェント

参考：マイナビエージェント公式サイト

マイナビエージェントは20代の若手、特に第二新卒の転職支援を得意としています。

その理由がエージェント側と若手を求めるクライアントである企業側との信頼関係にあるのです。

転職エージェントは、求職者が採用された時に採用者の年収の3割程度を報酬として支払うシステムとなっています。

年収の高いハイキャリア向けの転職者を斡旋できると、大きな利益を得られることはいうまでもありません。

しかし、マイナビエージェントはまだ年収の低い20代向けに大きく力を入れて他社との差別化を図りました。

だからこそ若手からの信頼が厚く、求職者を求める企業側からも「若手が欲しいならマイナビエージェント」という声がよくあがります。

20代から30代前半で転職を考えている人はマイナビエージェントを利用するのがおすすめです。

マイナビエージェント公式サイト

パソナキャリア

参考：パソナキャリア公式サイト

パソナキャリアを運営する株式会社パソナは、40年以上の歴史がある大手総合人材サービスです。

人材派遣業を主な業務として展開していたため、多くの取引会社と継続的な関係を築いてきました。

これまで培ってきたノウハウを活かし、転職エージェントでも独自ルートからの求人情報を紹介できるのが強みです。

年収700円以上のハイキャリア向けの無料サービスとして、アドバイザー逆指名サービスがあります。

キャリアアドバイザーの紹介一覧が載っており、自分の希望の業種とアドバイザーの得意業種が一致している人を選ぶことができます。

拠点オフィスも49都道府県に展開しており、地方でも利用しやすくなっています。

パソナキャリアで転職した人の67.1%が収入アップしているのも大きな特徴です。

年収アップを希望する人はパソナキャリアを利用するといいでしょう。

パソナキャリア公式サイト

まとめ

いかがでしたか。

転職サイトと転職エージェントの違いを理解することによって、自分に合った転職方法を選択するべきです。

転職を考えている方は、転職サイトと転職エージェントの違いと強みを理解し、自分のキャリアアップに繋げてみてはいかがでしょうか。