営業職が向いている人と向かない人〜営業以外の道も考える〜
「営業の仕事が本当に辛い…」
「営業という仕事にやりがいを全く感じない…」
営業職に就いている人の中でこう言った思いを抱えている人は多いと思います。
どんな仕事にも向き不向きはあります。
しかし実際には、どんな性格の人が営業職に向いていて、逆にどんな性格の人が向いていないのかを
理解している人は少ないのではないでしょうか。
今回は、営業職に向いている人・向いていない人の特徴をテーマにお届けしていきます。
営業職に向いている人の特徴とは？
まずは営業職に向いている人の特徴について見ていきましょう。
他人への興味や関心がある人
営業職はモノやサービスを売る仕事ですが、その商談を行うのは生身の人間同士です。どんなに良い商材でも、相手の心を動かさなければ利益は上がりません。
相手が何に興味を持ち、何を問題点として抱えているのか。
それらを、どんなお客様に対してもまずは1人の人としての興味を持ち、時にはプラーベートな話も交えながら
聞き出していく必要があります。
地道な努力を続けられる人
営業職は、一度成果をあげるとその報酬単価は比較的高いですが、その１つの成果が出るまでには無数の
地道な努力が求められます。
お客様とのこまめな連携や、何度も続く見積もりや提案内容の見直し。
また、時にはお客様からの理不尽な要求にも答えなければなりません。
何を売るかにもよるとは思いますが、基本的にはこつこつと小さなプロセスを積み上げた先に大きな成果が
待っているのが営業職ではないかと思います。
そのため、どんなことが起きても、忍耐強くこつこつと地道な努力を続けられる人が向いています。
好奇心が旺盛で、学習意欲がある人
営業職は一般的に「話す」仕事だと思われがちですが、実際には「聴く」仕事だと経験上思います。
１つ目でも述べたように、最終的にはお客様の要望や抱えている問題点を聞き出さなければ、サービスの
訴求はできません。
しかし、それを引き出すためには相手から信頼され、心を開いてもらわなくてはなりません。
心を開くには、相手との共通点を見つけることが重要になってきます。そのために、営業職は常に好奇心
を持ち、学び続けていく必要があリます。
どんな人にでも当てはまるように、知識の引き出しをいくつも作ることのできる。
そんな好奇心旺盛で学習意欲の高い人が営業職に向いています。
営業職に向かない人の特徴とは？
続いて、営業職に向かない人の特徴を見ていきましょう。
結果を求められることがプレッシャーになる人
営業職には、必ず明確な数字のノルマがあります。
どれだけやっても、営業職でいる限り、その目標の数字は永久的に自分の背中にのしかかるものでしょう。
そう言った具体的なノルマに対して、意欲的な人ももちろんいます。
しかし、逆にプレッシャーに感じ、萎縮してしまう人も一定数いるでしょう。
会社の存続のために、利益を上げ続けることが営業職の仕事ですから、ノルマがあるのはある意味仕方のない
ことですが、そのことをあまりにも大きい責任に感じてしまう。
そういった人には、営業職はかなり辛い仕事だと思います。
メンタルが弱い人
基本的にメンタルが弱い人、打たれ弱い人は営業職には向かないと思います。
その理由としては、向いている人の特徴にも上げたように、営業職の業務は地道です。
強い忍耐力がなければ結果は出ません。最後まで諦めない強い精神力がなければ続かない仕事です。
また、営業職はお客様と直接関わる対人の仕事です。時には、性格の合わないお客様や苦手なお客様もいます。
それでも、自分の感情をぐっとこらえ、相手の懐に入っていかなければならない時もあります。
これも、打たれ弱い性格だと、なかなか難しいことだと思います。
矛盾を受け入れられない人
営業職は、企業によっては利益の数字が全て、というところもあります。
そのため、外部からの見え方と内部の実情に矛盾を感じる場合も多いと思います。
具体的には、お客様に対しては、利益を上げるためにサービス内容を誇張して提案したりするのに対し、
社内ではお客様に伝えた内容よりも自社に利益が出るような提案をしたことになっているというような
矛盾です。
営業職の目的はあくまでも利益を追求することですから、ある意味そう言った矛盾も戦略のひとつかも
しれません。
しかし、いざ蓋を開けてみると提案時と内容が大きく異なり、お客様を失望させてしまうケースも少なく
ないため、人が良く、真面目で、そう言った矛盾を受け入れられない人には向かない仕事ではないでしょうか。
まとめ：向き不向きを見極め、場合によっては違う選択を
ここまで、営業職に向いている人・向いていない人の特徴についてまとめてみました。下記の内容が、今回のまとめです。
営業職に向いている人
・地道な努力を続けられる人
・好奇心が旺盛で、学習意欲がある人
営業職に向いていない人
・メンタルが弱い人
・矛盾を受け入れられない人
ここに書いてあることが全てではありませんが、筆者の経験上１つの事実ではあると思います。
営業職に向いていないからと言って、それがあなたの価値の全てではありません。
本来の性格に合っていないだけで、あなた自身の持つ能力をもっと発揮できる仕事は他に必ずあると
思います。
営業職があまりにも辛いと感じるときは、違う道も考えてみてはいかがでしょうか。
