通勤の満員電車のストレスは現代社会において無視できない問題です。
どうすれば満員電車のストレスから解放されるのでしょうか。
この記事では満員電車のストレスを無くし、少しでも通勤を楽にする方法について解説していきます。
\この記事はこんな人に読まれています/
- 満員電車がどれだけ体に悪いか知りたい人
- 満員電車のストレスレベルはどれくらい高いのか知りたい人
満員電車のストレスレベル
この調査では、臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも、会社に通勤する人の方が強いストレスを感じるとの結果が出たという。
この調査を行った心理学者のDavid Lewisは、125人の通勤者の心拍数および血圧と、トレーニング中のパイロットや警官のそれとを比較した。その結果、通勤者の感じる不安は状況をコントロールできないためにいっそう悪化することがわかった、と同氏は述べている。「機動隊員や戦闘機のパイロットは、目前の出来事によって引き起こされるストレスに対して何らかの対応がとれる。一方で、特に電車を使って通勤するサラリーマンは何の対策も打てない。両者の違いはそこにある」出典:https://www.google.com/amp/s/m.japan.cnet.com/amp/story/20077623/
臨戦態勢のパイロットや機動隊の隊員よりも満員電車に乗っている人の方がストレスレベルが高いとのこと。
この内容だけでどれだけ人間にとって満員電車に乗ることがストレスを感じるのかを理解することができます。
更に続けます。
経済学者のブルーノ・フライ博士が1985年から2003年にかけて行った幸福度調査によると、人が1日の中で不快に感じる1位が通勤時間であったと発表しています。また「通勤時間が20分増えるのは、給料が3割カットされるのと同じくらいのストレスが生じる」
出典:https://doda.jp/careercompass/compassnews/20170731-26887.html
通勤時間が20分増えるストレスは給料が30%減少することと同じだそうです。
現時点で通勤時間が30分以内、山手線沿線で一人暮らしをしていると仮定した場合、結婚して少し都心から離れて家を買おうとしたら20分通勤時間を増やすと給料3割減と同じストレスということになります。
総支給額40万の給料をもらっている人の場合、12万も下がり28万円になる計算です。
以下は国土交通省のサイトに掲載されている東京の線路で満員電車になっている路線を調べたデータです。
【目標混雑率180%を超えている個別路線(11路線)】※( )内は昨年度の混雑率
・東京メトロ東西線:199%(199%)・JR横須賀線:197%(196%)
・JR総武線:196%(197%)
・JR東海道線:191%(187%)
・日暮里舎人ライナー:189%(187%)
・JR京浜東北線:185%(186%)
・JR南武線:184%(189%)
・JR埼京線:183%(185%)
・JR中央快速線:182%(184%)
・東急田園都市線:182%(185%)
・JR総武快速線:181%(181%)
引用元:https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo04_hh_000077.html
乗車率199%というのは驚異的な数字ですね。
東京に限った話ではありますが、満員電車は乗るだけでストレスが溜まることがよくわかります。
満員電車でストレスを感じる3つの理由
では、なぜ満員電車はストレスを感じてしまうのかをみていきましょう。
ストレスを感じる理由は主に3つです。
- とにかく狭い
- カーブでの突発的な揺れ
- 時間通りに動かなくなる
- 夏と冬の空調
とにかく狭い
もうこれにつきます。好きでもない知らない人となぜ密着しなくてはいけないのか。これほどの拷問はないですよね。
見知らぬ人と密着しなくてはならず、座っていても前に立ってる人の足が当たるし、体が大きい人だと左右の人と肩が重なり合う形になるので気もつかいます。
カーブでの突発的な揺れ
普段乗り慣れている電車なら「あ、ここで曲がるから揺れるな」とわかるのですが、知らない駅で終電まで飲んで帰る場合、どのタイミングで揺れるか予測できないので、つり革に捕まっていないと確実にバランスを崩します。
自分はバランスを取っていても、他の人が大きくバランスを崩して倒れかかってくるとどうすることもできません。
時間通りに動かなくなる
特に朝の通勤ラッシュ。少し寝坊して電車の時刻表アプリで時間を確認し、この乗り換えなら会社にギリギリ着く!と思って乗っても結局目的の駅に着くのは10分遅れで遅刻確定というケースがよくあります。
人身事故に遭遇したら全ての予定が狂い、振替輸送先でも超満員状態になるので大事な会議や打ち合わせなど、絶対に遅刻ができない場合は普段よりも早く電車に乗るしか対策がありません。
ストレスを解消して通勤を楽にする方法
満員電車のストレスから解放されるには工夫が必要です。
- 通勤ラッシュの時間を避けて電車に乗る
- お酒を飲む時はできるだけタクシーで家に帰れる距離にする
- 端っこの車両に乗る(場合によります)
- そもそも電車に乗らない(自転車やバスを使う)
通勤ラッシュの時間を避けて電車に乗る
王道ですが、もっとも満員電車を回避する簡単な方法です。
普段乗る時間帯を1時間早めるだけで乗車率か変わるでしょう。
特に、5時台や6時台の電車であれば乗車率もピーク時に比べると高くありませんので、最近は朝早く出勤する方も増えています。
また、会社によっては10時出社やフレックスタイム制を導入しており、通勤ラッシュに巻き込まれないように会社単位で工夫しているケースも増えてきています。
7時から8時が満員電車のピークなので、その時間帯を外すだけで快適に通勤することが出来るでしょう。
お酒を飲む時はできるだけタクシーで家に帰れる距離にする
これは特に週末の夜などの場合です。
特に金曜の夜は電車が混みます。終電の時間帯になると乗車率が通勤ラッシュを超える場合もあります。
物理的に難しいことも多いとは思いますが、週末にお酒を飲むなら家までタクシーで1メーター前後で帰れる距離だと終電の時間や満員電車を気にせずお酒の席を楽しむことができますね。
端っこの車両に乗る(場合によります)
乗車駅、降車駅、時間帯によって大きく異なりますが、端の車両は空いてるケースがあります。
ただし、常に混んでいる時間帯だとどの車両でも漏れなく混んでいるので、自分が普段利用する時間帯で最も乗車率が低い車両を見つけると少し気が楽になりますね。
そもそも電車に乗らず自転車通勤に変更する
もっともおすすめのストレス軽減方法です。
自転車通勤であれば、誰にも邪魔されず、自分のペースで季節を感じながら通勤することが可能です。
自転車通勤に興味がある方はまずはメリットとデメリットを理解することから始めましょう。
自転車通勤のメリットとデメリットについては以下の記事で詳しく説明しています。
自転車通勤にはメリットとデメリットがあります。 しかし、自転車通勤のデメリットは対策をすることにより改善することができため、総合的に判断するとメリットの方が多くなります。 満員電車での通勤はどうしてもストレスが溜まってしまいます[…]
まとめ
いかがでしたか。
満員電車は精神を消耗します。
朝も夜も人で溢れた満員電車に毎日乗るだけで憂鬱になりませんか?
満員電車から解放されるだけで通勤が楽になりますし、仕事にいきたくないという気持ちが変わるかもしれません。
ストレスが当たり前だと思わず、少してもストレスを軽減できる方法を模索してみてはいかがでしょうか。
自転車通勤おすすめです。