転職理由の本音7選!転職の本音は伝えて良いのか?
転職を決意する理由は人それぞれ。ポジティブなものからネガティブなものまで千差万別ですが、転職面接ではほぼ必ず「転職をしようとした理由は?」と聞かれます。
「正直に話して印象が悪くなるのが怖い。多少話を盛った方がいいのかな?」
「ネガティブな理由を言うことで会社側に非を押し付けるような人材だと思われたくない…」
というひとも多いのではないでしょうか。
今回は、よく聞く転職理由や、本音をどこまで伝えるかについて解説します。
【退職理由別】転職先に伝える?伝えない?
まずは、転職理由として挙げられることの多いものをチェックしましょう。また、理由別に転職先へ伝えるべきかどうかも解説します。
組織のリーダーやリーダーを目指す人にとってコーチングは必須のスキルになっているのを理解していますか? 私の経験から、会社は人材育成ができる管理職やリーダーを重要視して評価します。多くの優秀な人材が育成できれば企業は伸びるが結論です。コーチングとは最強のマネジメントと認識
給料が低い
給料が低いと、生活基盤が危うくなったり家族を養えなくなったり、十分な暮らしができなくなってしまいます。
特に仕事内容に対して給料額が見合っていない場合は不満が大きくなりやすく、生活のために転職を決意するひとも増えるでしょう。
キャリアアップを求めての転職であれば、正直に伝えて問題ありません。前職への悪口にならないよう、「年収〇万円以上を叶えたくて」と前向きな伝え方をしましょう。
福利厚生が整っていない
法人登記していなくて健康保険や厚生年金に入れない、特別休暇や介護休暇が無給でしか付与されない、有給の取得率が悪いなどを理由に、福利厚生が整っている企業へ転職を考えるひとは多いものです。
福利厚生が整っている会社は各種手当が充実していたり、独身寮があったり、家族で使えるレジャー設備が割引になったりすることを考えると、生活に与える影響は大きいと言えるでしょう。
福利厚生だけを求める姿勢は問題視されることが多いですが、「介護があるので介護休暇を取得しやすい会社に勤めたいと考えています」と理由を添えられれば問題ありません。
人間関係が悪い
上司・同僚・部下との人間関係が悪いと、仕事へのモチベーションが下がってしまいます。
信頼が築けていないと仕事の能率に影響したり、ミスコミュニケーションが発生したりすることもありますから、業務上のストレスもただならぬものになるでしょう。
また、いじめやパワハラに発展することで職場環境そのものが悪くなることも考えられます。
転職先に実情を全て話してしまうのはNGです。履歴書には前職名も記載されていますから、会社の評判を下げることにつながります。
勤務地が遠い
住居購入や引っ越しによって職場が遠くなってしまったり、通勤が苦痛に感じられるような距離の事務所に異動になったりすることで、ワークライフバランスを崩すひとは少なくありません。
通勤時間を読書や音楽鑑賞に充てて有意義に過ごせるのであれば問題ありませんが、小さい子どもがいて送迎に時間がかかる場合や、行きも帰りも満員電車で楽しむ余裕が生まれない場合、近場の会社に転職したいと考えるのが自然です。
片道2時間を超えるような通勤時間であれば、正直に伝えてよいでしょう。しかしそれ以下の場合、「忍耐力のないひとだ」「それくらいの通勤時間で面倒に思うなんて…」とマイナスイメージを抱かれる可能性がありますので、注意しましょう。
ライフイベントの発生
結婚・妊娠・出産などライフイベントに合わせて転職するひともいます。また、離婚・介護・マイホーム購入・子どもの進学や留学に合わせて、プライベートとのバランスが取れる仕事を選び直すこともあるでしょう。
やむを得ない理由であることが大半なので、転職先にはっきり伝えた方がよいでしょう。その際、10年後のキャリアプランについても言及できれば印象がよくなります。
会社都合による離職
倒産・解雇・人員整理など、会社都合による離職であれば、きちんと転職先にも伝えましょう。離職票にもその旨記載されていることがほとんどなので、提示しながら話せば信憑性も増します。
ただし、懲戒解雇のような罰則のある解雇である場合は、注意が必要です。
もちろんきちんと話さないと経歴詐称に当たりますから伝えるのが前提ではありますが、より会社に貢献できる人材であると証明すべく、自己PRの方法にこだわりましょう。
ブラック企業だった
パワハラやセクハラが当たり前のように横行している、残業代が支払われない、過労死ラインを超えた労働を強いられるなど、法律や制度に違反するようなブラック企業であった場合、早期の段階で転職した方がよいでしょう。
しかし、外からみるとブラック企業だとは分からないケースも多いため、一概に転職時に理由を伝えてしまわない方がよさそうです。
まとめ:転職理由は全て正直に伝えていいものではない!
ネガティブな転職理由は、なるべくポジティブな言い方に変換して伝えた方がよいでしょう。隠したり嘘をついたりする必要はありませんが、前職の悪口のように聞こえてしまうと、却って自分のイメージを落としかねません。
ネガティブな理由で退職するひとは、面接前にしっかり自己分析をおこない、伝え方を工夫していきましょう!