WEB業界とIT業界の違いは何?改めて定義を詳しく解説

WEB業界とIT業界の違いがわかりますか?

どちらもインターネットに関係する業界という認識の方が多いのではないでしょうか。

この記事ではそれぞれの違いについて詳しく説明します。

 

 

\この記事はこんな人に読まれています/

  • WEB業界とIT業界の違いを知りたい人
  • WEB業界の仕事内容を知りたい人
  • IT業界の仕事内容を知りたい人

 

 

WEB業界とIT業界の大きな違い

WEB業界とは、IT業界の中の一つの分野です。

どちらもインターネットに深く関わる業界ですが、仕事内容や職種は大きく異なります。

 

WEB業界の代表的な企業

WEB業界で活躍する企業を挙げてみましょう。

Google

1998年9月に検索エンジンサービスを開始。

100万台以上のサーバを、世界中のデータセンターで運用していると見積もられています。

 

Amazon.com

1995年7月、オンライン書店としてのサービスを開始。

25年かけて販売するジャンルを増やしていき、クラウドサービス、動画配信サービス、電子書籍販売サービスを展開しています。

 

楽天

1997年にインターネットショッピングモールの楽天市場を開設。

積極的な企業買収・合併で旅行事業、金融事業、通信事業などさまざまな分野へ進出しています。

 

WEB業界は消費者向けの事業が多いので、日常生活のいろいろな場面で遭遇する機会があるでしょう。

 

IT業界の代表的な企業

IT業界の企業の例を挙げてみます。

 

NTTデータ

1967年に日本電信電話公社の中でデータ通信本部としてスタート。

官公庁・金融向けシステムの開発を行い、日本社会の基盤を構築してきました。

 

野村総合研究所

1965年4月、日本初の本格的な民間シンクタンクとして創業。

金融業・流通業のシステム基盤を構築することに長けていたが、公共の分野にも進出しています。

 

伊藤忠テクノソリューションズ

1972年4月に伊藤忠データシステム株式会社として創業。

金融機関の情報システムや行政サービスの電子化、モバイルデータ通信サービスの高度化など日常生活のあらゆるシステムを構築しています。

 

こちらはBtoB(企業間取引)がメインの事業内容なので、日常生活で目に触れる機会は少ないです。

 

WEB業界とは

WEB業界とは

WEB業界とは、インターネットを利用して様々なサービスを提供する企業が分類されます。

また、企業向けと個人向けで提供するサービスに違いがあります。

 

企業向けのサービス

  • WEBサイトの制作
  • インターネット広告
  • ネットワーク構築

 

個人向けのサービス

  • SNS
  • ポータルサイト
  • 通販サイト

 

WEB業界の仕事内容

WEB業界にはどのような仕事があるのでしょうか。

分野ごとに見ていきましょう。

 

WEBサイト制作系

WEBサイトを新規に制作したり、WEBサイトのリニューアルやコンテンツの追加を行う仕事です。

クライアントの要望を形にするするだけでなく、WEBサイトを見る人のことを考えて、見やすい・わかりやすいWEBサイトを作らなければなりません。

 

WEB広告系

営業・企画・制作など従来の広告代理店での職種に加え、様々な数値データを解析するデータアナリストという職種がWEB広告にはあります。

WEB広告は他媒体の広告とは違い、広告運用の結果が数値ではっきりわかります。

その数値によって運用方法を変更することができるのが大きな特徴です。

 

WEBシステム開発系

WEBシステム開発とは、WEBブラウザ上で利用できるシステムを開発する仕事です。

身近なもので言えば、ショッピングサイトやSNSがWEBシステムになります。

システム開発の中のWEB系に特化した開発がWEBシステム開発です。

 

WEB業界の職種

WEB業界にはどのような職種があるのでしょうか。

簡単に説明していきます。

 

プロジェクトマネージャー

プロジェクト全体の管理を行うのがプロジェクトマネージャーです。

企画立案に始まり、リスク管理・人員管理・予算管理・品質管理・進捗管理など様々なことを管理するのが仕事です。

 

WEBプロデューサー

一般的にはWEBプロデューサーはWEBディレクターの上位職という位置づけです。

WEBサイト制作に関するプロジェクトの責任者で、企画立案・顧客対応・人員計画・予算管理・進捗管理などを行います。

経営的思考で計画立案を行うことがWEBディレクターとの違いですが、役割が重複している部分が多いです。

 

WEBディレクター

WEBディレクターはWEBサイト制作の現場監督にあたるポジションです。

顧客対応・ワイヤーフレーム作成・現場指揮・進捗管理が主な仕事です。

案件の規模によってはWEBプロデューサーの役割も兼任します。

 

以下の記事でWEBディレクターの仕事内容を詳しく紹介しています。

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WEBディレクターとは

 

WEBデザイナー

クライアントの依頼内容に沿ってWEBサイトをデザインする仕事です。

クライアントの希望通りにデザインするだけでなく、ユーザーが使いやすい・見やすいデザインを考えて提案もします。

WEBデザイナーとパンフレットなどの紙のデザイナーは厳密には別のスキルとなります。

WEBデザイナーはコーディングや画面で表示されるレイアウトを考慮してデザインを行います。

 

コーダー

コーダーは、WEBデザイナーがデザインしたWEBサイトやアプリケーションを、コーディングする仕事です。

HTML・CSS・JavaScript・PHPなどを使ってデザイン通りにコーディングします。

どんなブラウザ・端末でもWEBサイトが崩れずに閲覧できるようにすることが求められます。

 

システムエンジニア

システムエンジニアはワードプレスなどのCMSと呼ばれる記事投稿システムの構築などを担当します。

プログラマーと比較されることがありますが、呼び方が異なるだけで業務内容は近しいです。

システムエンジニアにもWEB系エンジニアが存在し、プログラムできる言語によってジャンル分けがされる特殊な仕事です。

 

WEBプランナー

クライアントへのヒアリングからWEBサイト利用者のターゲットを設定し、WEBサイトの細かい部分まで設計を行います。

見やすい・分かりやすい・使いやすいことを念頭に置きながら、コンテンツの内容や導線を考える仕事です。

 

WEBコンサルタント

WEBコンサルタントは、クライアントのWEBサイトに関する悩みを解決する仕事です。

アクセス数が増えない・リピーターが増えないなど、様々な悩みの問題点を見つけ出して解決策を提案します。

 

IT業界とは

IT業界とは

ITとは、InformationTechnology(情報技術)の略称です。

パソコンやスマートフォン、インターネットといった現代の生活に必要不可欠になっている技術やインフラを支える業界です。

 

IT業界の仕事内容

IT業界は、扱う技術によって4つに分類することができます。

それぞれの仕事内容を簡単に紹介していきます。

 

ハードウェアシステム系

ハードウェアとは、パソコンやパソコンの周辺機器・スマートフォンなどの機器のことや、その機器を構成する電子回路のことを指します。

現在では家電製品やゲーム機などもハードウェアとして取り扱われます。

このようなハードウェアの設計・開発・販売を行います。

 

情報処理システム系

主に情報処理システムの企画・設計・開発・運用・保守を行い、システムインテグレーターと呼ばれます。

企業の業務系のシステムから、公共交通機関や金融機関などの社会インフラを支えるシステムまで、幅広い領域を担当します。

 

ソフトウェアシステム系

ソフトウェアとは、ハードウェアを目的に沿って動かすためのプログラムのことです。

ソフトウェアにはオペレーティングシステムとアプリケーション、そしてその二つを仲介するミドルウェアがあります。

様々なニーズに応えられるソフトウェアを設計・開発・販売するのが仕事です。

 

WEBシステム系

企業のWEBサイトの制作・運営や、ショッピングサイト・SNSの構築・運営を行います。

また、企業のネットワーク構築を請け負う企業もあります。

 

IT業界の職種

IT業界の職種にはどのようなものがあるのでしょうか。

簡単に紹介していきます。

 

システムエンジニア

IT系のシステムエンジニアはWEB系と扱う言語が異なります。

基幹系システムや、金融系システムなど、ジャンルによってもスキルが異なるのが特徴です。

システムエンジニアと一括りにまとめがちですが、習得する言語は多岐に渡ります。

 

ネットワークエンジニア

コンピュータネットワークの設計・構築から運用・保守まで行う仕事です。

コンピュータは現代社会においてなくてはならないものになっているので、快適なネットワークは必要不可欠な社会インフラとなっています。

 

サーバーエンジニア

コンピュータの中で情報を保管しておく場所のことをサーバーと言います。

サーバーエンジニアは、WEBサーバーやメールサーバー、データベースサーバーなど様々なサーバーの構築・運用・保守を行う仕事です。

 

WEB業界・IT業界に転職するためのおすすめサイト

WEB業界・IT業界に転職する場合、業界に特化した転職サイトを利用することをおすすめします。

今回は3つのサイトを紹介します。

一般的なリクナビやDODAでももちろん仕事は見つかりますが、WEB業界・IT業界に転職を考えいるのであれば業界に特化している転職エージェントサイトに登録し、それぞれのエージェントと相談すると良いでしょう。

 

自分が目指すキャリアステップや、年収にたどり着く最短のルートを紹介してくれるはずです。

 

マイナビクリエイター

マイナビクリエイター

引用:マイナビクリエイター

 

マイナビクリエイターの特徴

  • WEB業界・IT業界に特化した転職エージェント
  • WEB業界・IT業界の転職を専門にしているキャリアアドバイザーが多数存在

 

マイナビクリエイター公式サイト

 

IT専門転職エージェント@PRO人

@PRO人

引用:IT専門転職エージェント@PRO人

 

IT専門転職エージェント@PRO人の特徴

  • 一人のキャリアアドバイザーが担当する求職者は最大10人
  • キャリアアドバイザーはIT業界経験者のみ
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IT専門転職エージェント@PRO人

 

レバテックキャリア

レバテックキャリア

引用:レバテックキャリア

 

レバテックキャリアの特徴

  • キャリアアドバイザーはWEB業界・IT業界に精通している
  • 初めての転職を考えている人向けの無料相談会を実施
  • WEB業界・IT業界内でのキャリアアップが前提

 

レバテックキャリア公式サイト

 

まとめ

いかがでしたか。

WEB業界はIT業界の中のひとつに属していることがわかりました。

WEB業界・IT業界に転職を考えている人は、転職サイトを利用することをおすすめします。

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