自転車通勤のおすすめ距離はズバリ片道15キロ以内

皆さんは、電車通勤と自転車通勤でどちらが早く会社につくと思いますか?

実は、ほとんど変わらないのです。 

所要時間が変わらないのであれば、満員電車に揺られて通勤するより健康的に運動をしながら通勤をしたほうがいいと思いますよね。

ただし、自転車通勤は通勤する距離によって用意する装備や服装にも気を使わないといけません。

今回は自転車通勤の距離とおすすめの装備について説明してきます。

 

\この記事はこんな人に読まれています/

  • 自転車通勤に興味がある人
  • 自転車通勤で自宅から会社までどのくらい時間がかかるか知りたい人
  • 自転車通勤でどんな準備が必要か知りたい人

 

自転車通勤をおすすめする理由

自転車通勤はストレス発散・ダイエット・健康維持など、これらの目的に対して一番合理的な運動です。

自転車通勤を推奨しているドイツのとある都市では、自転車通勤によって年間にかかる医療費が約30%削減されたというデータもあります。

こんな話をすると自転車通勤はメリットだらけの様な気がしますが、実はデメリットも混在しています。

 

自転車通勤のメリット自転車通勤のデメリット

・ストレスの発散ができる

・ダイエット・健康維持

・時間にゆとりを持てる

・自転車を目的とした仲間ができる

・雨の日は防雨対策が必須

・事故を起こすリスクがある

・夏場の汗の対策や冬場の寒さの対策が必要

・パンクなどのトラブルで遅刻の可能性がある

 

自転車通勤の経験がない方が上の表を総合的に判断てしまうと、デメリットの方が目立つかもしれません。

しかし、年々自転車通勤人口は増え続けています。

それは自転車通勤がデメリット以上にメリットを感じることができるからです。

自転車通勤を始めたことで、サイクリングという生涯継続できるスポーツに触れることができます。

自転車通勤はいきなり毎日やろうとすると高確率で挫折します。まずは週に1回から初めて、徐々に回数を増やした方が心身的な負担も軽くすみます。

また、最初の数回は筋肉痛との戦いにもなりますので、無理のないペースで自転車通勤を楽しみましょう。

 

自転車通勤を楽しむためには服装にもこだわると快適に走ることができます。

特に夏は大量の汗をかくのでスーツで出勤する人は対策を取る必要があります。

自転通勤を快適にするウェアについては以下の記事で詳しく説明しています。

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自転車通勤サムネイル

 

 

通勤距離ごとに難易度が異なる

通勤目線で考えたときの “最適な距離” とはいったい何キロなのでしょうか?

考慮したいポイントは運動した充足感が得られることです。

近すぎず、遠すぎず、自転車通勤にちょうどいい距離を見極め、自分なら何キロなら続けられるのかしっかりとポイントを押さえてくださいね。

 

距離と時間の目安

通勤時間の目安を5kmごとに分けて表にしました。

 

疲労度走行距離所要時間
5㎞15~20分
10㎞30~40分
15㎞45~60分
20㎞60~80分
25㎞75~100分

 

通勤距離5km以内

通勤距離5km以内

 

会社までの距離が5 km 以内ならば、自転車通勤をお試しで始めるには最適な距離といえるでしょう。

現在お使いの自転車がママチャリであっても大丈夫です。

通勤ルートにもよりますが、近くの主要幹線道路まで移動すれば自転車専用道路が設置されている可能性が高いのでそちらを走行するとストレスなく走ることができます。

 

通勤距離5km~10km

通勤距離5km~10km

 

通勤距離が5 km を越えた辺りからママチャリでの自転車通勤は辛くなってきます。

走行性能が高いクロスバイクなどのスポーツバイクを購入し、できるだけ疲労を軽減する工夫が必要です。

比較的スピードを出して走行しますので、安全には十分に気をつけてください。

スポーツバイクの場合、自転車にかご等がついていないケースが多いので、かごを新たにつけるかリュックサックに荷物を詰めて運搬する必要があります。

 

通勤に最適なおすすめのクロスバイクは以下の記事で確認することができます。

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オススメクロスバイクサムネイル

 

通勤距10km~15km

通勤距10km~15km

 

走行時間に関しては30分~1時間ぐらいをしっかり走るイメージです。

走行距離が長いので事故のリスクも増え、 パンクなどのトラブルも多くなります。

本格的に自転車に乗ることを考え、自転車保険や、修理用品などの装備 、安全性の装備ななどあらゆるリスクを考えた準備を準備しておくことをおすすめします。

 

通勤距離15km以上

通勤距離15km以上

 

1時間を超える自転車通勤時間となります。

クロスバイクだけではなく、ロードバイクの購入も検討しましょう。

所要時間ギリギリで移動するのではなく、トラブルも考え 出発時間に余裕を持って移動してください。

その場合は電車通勤以上の時間がかかる可能性があります。

なお、通勤距離が25km を超える場合は、 相当な覚悟が必要です。

片道1時間は楽に超えてしまうので、かなりハードなトレーニングとして捉えた方がいいでしょう。

 

自転車通勤で起こりやすいトラブル

トラブルは大きく分けて事故と自転車本体の2つです。

どちらも事前に防ぐことができますので、自転車通勤のリスクとして覚えておくとよいでしょう。

事故

自転車通勤によって起こる事故は大きくわけると3つです。

 

  1. 車との接触
  2. 人との接触
  3. 運転ミスでの転倒

 

自転車の事故原因は複数ありますが、特に車や人との接触は自分が注意して走行していても避けられない場合があります。

まずは交通ルールをしっかりと守り、安全運転を意識することが大事です。

万が一事故を起こしてしまった場合は、出勤を優先するのではなくしっかりと事故の対応を行い、警察や保険会社に必ず連絡するようにしてください。

大事な打ち合わせが早朝に入っている場合など絶対に遅刻できない時はその日だけ自転車通勤をやめる勇気も必要です。

また、転倒での怪我の予防も考慮してください。

怪我を軽減するためには、ヘルメット、グローブ、 サイクリング用のメガネは用意しておくと安心です。

クロスバイクやロードバイクは時速20キロ以上出ますので想像よりも体感スピードが速いです。

 

自転車のトラブル

自転車のトラブルで最も多いのは以下の3つです。

 

  1. タイヤのパンク 
  2. 駆動系のトラブル
  3. ブレーキのトラブル

 

通勤時間帯では自転車の修理店がまだ開店していないので自分でトラブルを解決する必要があります。

自転車に修理用の備品を装備し、修理の方法を必ず身につけておきましょう。

トラブルに対しては出勤時間との兼ね合いがありますので、トラブルの可能性を常に考えて早めの出勤を心がけてください。

 

快適な自転車通勤をするための服装

会社までの距離が近く、ママチャリを使用して通勤する場合は、普段出社時に着ている服で大丈夫ですが、 距離が遠かったりクロスバイクなどのスポーツバイクで通勤している場合は、それなりの服装が必要です。

可能ならば、バックパックにスーツを入れて会社について着替えるか、会社のロッカー等にスーツを置いておき、着替えて出勤という形が理想ですね。

通勤時に着用する服は、自転車専用の服装にした方が快適に走れます。

通勤距離にもよりますが、15キロを超える距離の場合は専用の服に着替えた方が汗もかくのでおすすめです。

 

サイクリングパンツ

クロスバイクやロードバイクはサドルが固く設計されています。

そのため、サイクリング用のパンツは股間に痛みを軽減するパットが貼り付けてあり、長時間の走行にはサイクリングパンツは必需品となります。

主に使われている製品は、自転車専用のサイクリングパンツやパット入りのインナーパンツ重ね合わせたハーフパンツなどがあります。

カジュアルに着こなせるデザイン性の高い様々な種類のパンツがありますので、好みに合わせて選んでくださいね。

15キロ以上通勤する方におすすめです。

 


 


 

シューズ

本格的な自転車通勤ともなると革靴はあまりオススメできません。

運動靴か自転車専用のシューズをオススメします。

自転車専用のシューズは2種類あります。

 

  1. ビンディング付きシューズ
  2. フラットペダルシューズ(ビンディング無し)

 

ビンディングとは靴とペダルを取り外し可能な金具によって固定し、ペダルを押すだけではなく 引くときもペダルが足にくっついてくるので、押す、引く両方の力を使ってペダルを回転させ ための器具です。

 

初心者にとってビンディングペダルは取り扱いが難しいので、ビンディング無しのフラットペダルシューズをオススメします。

フラットペダルシューズは、ソールの部分が普通の靴と比べて固くなっており、 ペダルを踏んだ時に力が逃げにくく、足に負担がかかりにくい特徴を持っています。

デザイン性の高いスニーカータイプのシューズがたくさんありますので、お好みに合わせて選んでください。

 


 

これだけは用意しておきたい装備

本格的な自転車通勤を始めるなら下記のモノを用意しましょう

 

  1. ヘッドライト
  2. パンク修理キッド
  3. 空気入れ
  4. ボトルホルダーとボトル
  5. ヘルメット
  6. グローブ
  7. 自転車用眼鏡

 

ヘッドライト

 

ママチャリには標準で装備されていますが、クロスバイクやロードバイクなどは買い足さなければなりません。

様々なヘッドライトがありますが、都内などの街明かりが明るい場所の場合は、しっかり前方を照らすものより、対向車などに自分の存在を認識させるためにの点滅型 LEDライトがオススメです。

街明かりのない場所を走る時は、前方をしっかり照らせる明るいライトを購入してください。

 


 

パンク修理キットとサドルバック

 

クロスバイクやロードバイクなどのパンク修理は、基本的にタイヤチューブ交換です。

前後輪ともフレームから簡単に外すことができるので、ホイールからタイヤを外し、パンクしたチューブと新しいチューブを交換します。

パンク修理キットはそのための部品が揃っています。

基本的には以下の備品が揃っていれば十分です。

 

  • 空気入れ
  • タイヤを外すためのタイヤレバー
  • 交換用のタイヤチューブ
  • 六角レンチ 
  • サドルバッグ

 

チューブと工具はサドルの後ろに装着するサドルバッグの中に入れておきます。

空気入れはフレームに取り付けておきます。 

 


 


 

ボトルホルダーとボトル

 

自転車通勤には水分補給は必要不可欠です。

ボトルにドリンクを入れて、フレームにボトルホルダーを装着しそこに収納しておきます。

夏の熱中症対策には必需品ですので必ず用意しておきましょう。

もちろん普通のペットボトルでも問題はないですが、いちいちキャップを開けるのが面倒になります。

 


 


 

ヘルメット

 

自転車通勤は公道を走るので必ずヘルメットが必要です。

ヘルメットは軽量で丈夫なもの、そして頭のサイズにピッタリと合うもの選びましょう。

 


 

グローブ

 

自転車で転倒する時は手が先に出ます。そのため手を擦りむいたり、骨折したりするケースが多いです。

手を守るためにもできるだけグローブを着用してください。

自転車用のグローブはハンドルを長時間握っていても、振動が軽減できる手のひらの部分にパットが付いているものがおすすめです。

 


 

自転車用ゴーグル

 

公道を走っていると車が弾いた小石などが目に当たって大怪我をするケースもあります。

自転車専用のゴーグルは風をガードするためではだけではなく、 目を守る大切なアイテムなので必ず用意しましょう。

 


 

自転車用の鍵

 

クロスバイクやロードバイクは標準で鍵がついておりません。

高額なバイクはよく盗まれるケースがあります。

しっかりと施錠できる鍵を購入してください。

 


 

真夏の汗対策

自転車通勤の帰宅時は汗だくで帰っても問題ありませんが、出勤時は汗の対策をちゃんとしておかないとなりません。

自転車通勤のベテランの方は24時間空いているスポーツクラブで出社前にシャワーを浴びたり、レンタル倉庫を自転車置き場と着替えの場所にしたり様々な工夫をされています。

でも初心者の場合は濡れたタオルで身体を拭くだけで十分です。

普通のタオルでは身体を拭いた後、濡れたままバックの中に入れなければならないのでタオルの機能性にもこだわりたいところです。

そこでオススメしたいのが吸水性と速乾性が高いマイクロファイバータオルです。

普通のタオルよりは高額ですが、機能性に優れているので一度使ってみる価値はあります。

 


 

まとめ

自転車通勤は様々な状況を判断して準備しなければならない、ということがご理解頂けたと思います。

自転車通勤を始めたならば最低でも1年はやり続けて欲しいと思います。

最初は疲れも取れず、大変かもしれませんが、やり続けた結果、その変化が自分の身体で実感できることに感動することでしょう。

皆さんのチャレンジ精神に期待しています。頑張ってください。

 

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