IT業界の変化が激しい理由とは?IT業界の特徴や将来性について
IT業界は、変化の激しい業界だといわれています。華々しくかっこいいイメージがある一方、最新技術や時代についていくのが大変で、ついていけるか不安な人も多いのではないでしょうか。
今回は、IT業界の変化が激しい理由を解説します。
なぜ変化しているのか(変化が求められているのか)理解できれば対応できることも増えますので、是非チェックしてみてください。
■理由その1:技術の発展が目覚ましいから
第一の理由として、技術の発展が目覚ましい業界であることが挙げられます。
例えば、管理業務で最近よく導入されているRPA(=ロボティックプロセスオートメーション)技術は、2015年頃から注目され始めた技術です。日本に入ってきたのはその1~2年後であり、そこから今の発展に至るまでの期間を考えれば、非常に短期の間で浸透してきたことが分かります。
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同様に、AIやビックデータ解析などのニーズも高く、常に最先端技術を取り入れ、知識を更新していく必要があります。
テクノロジーの進化とともに新しいサービスが生まれるのもITテクノロジーの特徴と言えます。常に新しいサービスが色々な産業と結びつきFintechなどのような大きなマーケットを作り出しています。
そのため、IT業界は扱う商材やサービスの変化が大きいとされています。
■理由その2:IT技術が民間に浸透し始めたから
ひと昔前のIT技術は、大企業や研究機関のみが扱う非常に高度で専門性の高いものでした。
しかし近年では「モノのインターネット化」と呼ばれるIoTが一般家庭にも浸透し、スマートフォンを使って出先からお風呂のお湯を沸かしたりロボット掃除機の操作をしたりするなど、民間への進出が盛んになっています。
それに伴いIT業界へのニーズが更に高まり、プログラミング技術やエンジニアリング技術が求められるようになりました。扱う商品の幅も増えていますから、変化が激しい理由が分かります。
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■理由その3:人材の育成が急務だから
IT業界が抱える問題点として、人材不足が挙げられます。
高い技術やノウハウが生まれていく一方、それを使いこなせる安定した人材や教育機関が十分でなく、エンジニアやプログラマーが枯渇しつつあるという現状があります。
各企業共に給与水準を上げて優秀な人材を囲い込んだり、快適な福利厚生や豊富な社内資源を元に人を呼んだりさまざまな対策をしていますが、まだまだ十分とはいえません。
人の出入りが多いという意味でも、「変化の激しい業界」だと表現できます。
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言い方をかえると『個』の時代にはいったとも言えます。今までは寄らば大樹という働き方が普通であり、企業の歯車として活動することをメインとしてきました。しかし今は個人のスキルを最大限に発揮して稼げる時代にきています。優秀な人は企業単位で物事を考える必要がありません。
古い会社を見ていると、幹部になっても必死に会社にしがみつき上司の仰せの通りと右にならえの状態。これでは市場価値はゼロと同じです。こういう人は会社を辞めると誰からも声がかからない転職しようにもポジションがなく、何の根拠もない自信だけで職制のギャップに苦しむことになります。
■理由その4:新興企業の出現が多いから
IT業界へのニーズが高まると同時に、それにビジネスチャンスを見出して新規参入する企業が多くなっています。
世界的大企業であるGoogleやAppleをはじめ、日本で確固たる地位を得てから世界に進出したSONYやHITACHI、国内での影響力を高めているサイボウズや伊藤忠テクノソリューションズなど、さまざまな分野でIT企業が活躍しています。
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ここ数年で立ち上がったスタートアップ企業やベンチャー企業も多数あり、スキマ産業を狙ったピンポイントIT企業が増えるなどの動向も見られますから、華々しいイメージはここからきているのかもしれません。
■まとめ:IT業界は変化こそ命!大変だけどやりがいにも繋がっている。
IT業界は、時代から取り残されないよう常に勉強し続けることが求められます。常に世界のニュースや動向に気を配り、同業他社よりも率先して動かなければいけないのは非常に大変なことではありますが、その分やりがいにも通じ、クライアントから感謝されることも増えるでしょう。
IT業界ならではの楽しさを見いだせれば、仕事に対するモチベーションも自然と上がっていきそうです。