営業マンの離職率の高さは異常!?その原因とは?
業界や経験年数にもよりますが、営業の平均離職率は60%以上といわれています。
新規営業や飛び込み営業、BtoC営業では特に離職率が高い傾向にあり、人材確保に必死になる企業が増えています。
「営業をやってみたけれど、キツすぎて辞めたい…」
「自分も営業にチャレンジしようか迷っているけど、離職率の高さが気になる…」
など、営業職に対するぼんやりとした不安を抱える人も少なくありません。
今回は、営業職の離職率が高い原因を探っていきましょう。
数字のプレッシャーが強い
営業職は顧客ニーズを読み取って効果的な提案をする花形職種である一方、目標数字やノルマが厳しく定められている場合も多く、プレッシャーに押しつぶされそうになる人が少なくありません。
会社によっては期間ごとの営業成績が掲示されたり社内ポータルで公開されたりすることもあり、なかなか数字が取れないひとにとっては大きなストレスになります。
結果が伴っていれば天職ですが、それを何十年と続けることに疲れてしまうひともいるでしょう。
土日や深夜を問わず仕事をしなくてはならない
顧客ファーストな営業職は、顧客から連絡が来ればいつ何時でも速やかに動かなくてはいけません。
終業後夜遅い時間帯や土日祝日など公休日に連絡がくることも多く、そもそも土日が休みでない会社もあり、ワークライフバランスを重視しにくい傾向にあります。
特に家族を持っているひとや育児・介護・傷病を抱えているひとにとっては大きなハードルになりがちです。
身の回りの支度にお金がかかる
人前に出る仕事である以上、第一印象が大事です。
そのため、スーツ・シャツ・靴・カバン・時計・ネクタイなど身の回りのものを常にキレイに保つ必要があり、その購入やメンテナンスにお金がかかります。
女性であれば、メイク・ネイルなどに気を遣う必要もあるでしょう。
また、ヘアカット・体臭ケア・歯並びなど、気を配らなければいけないポイントは多岐に渡ります。
自分のメンテナンスが元々好きな人は苦でないかもしれませんが、収入に見合わない支出があることに不満を覚えやすいのも1つの要因です。
意外と事務作業が多い
営業職というと客先を周ったり電話でセールスしたりするイメージが強いかもしれませんが、提案用の資料や技術職・開発職との折衝など、意外と事務作業が多いことでも知られています。
当然事務作業をするだけでは評価されず、事務作業をこなしたうえで更に数字目標をクリアして初めて、営業マンとして認められます。
日中は客先訪問で忙しいため、残業したり休日出勤したりしながらリカバリーを図ることも多く、労働時間の長さに辟易することもありそうです。
同僚との争いがつらい
本来であれば同じ会社の従業員として同僚たちと助け合うはずなのに、数字を競って争うことも多く、人間関係が上手く構築できずつらい思いをする人も出てきます。
新規案件には我さきに飛びつく強かさがないと、成功するのは難しいかもしれません。
また、もともと争いが苦手な人や周りを押しのけてまでのしあがりたいという野望のない人にとっては、居心地の悪さにもつながります。
まとめ:営業職の離職率が高いのは「キツい」から!
いかがでしたか?今回は、営業職の離職率が高い理由を紹介しました。
数字をクリアして顧客からも社内からも評価してもらうことを喜びに感じる人がいる一方、思うようなリズムで働けないことや結果が全てであるような風潮になかなか馴染めず、つらい思いをする人もいるようです。
その結果が離職率の高さに表れていますので、営業にチャレンジする人は自分の向き・不向きと照らし合わせながら判断するのがよさそうです。