出世すると老後が楽って本当?将来のリスクヘッジをするキャリアプランとは
「出世しておけば、老後が楽になるよ」と言われたことはありませんか?
実際に出世して高い年収を稼いでいる人から言われることもあれば、反対に出世競争に破れて忸怩たる思いをしている人から言われることもあるでしょう。
今回は、出世すると本当に老後が楽になるのか、検証していきます。
将来のリスクヘッジに向けたキャリアプラン考案にも役立ちますので、是非目を通してみてくださいね。
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出世すれば老後が楽だと思う人の意見
まずは、出世すれば老後が楽になると考えている人の意見をピックアップしていきましょう。
マイホームが持てるから
若いうちにマイホームを買い、将来の住まいを確保したいという意見がありました。
賃貸の場合、何年住んでいても自分の資産にならないため、80歳90歳になっても毎月家賃の支払いが発生します。
一方マイホームの場合、ローンの返済さえ終わってしまえば自分の資産になりますから、とりあえず住む場所に困るようなことはないでしょう。
賃貸がいいか持ち家がいいかはライフプランによって異なりますが、若いうちに考えておくべき項目なのかもしれませんね。
退職金が増えるから
会社によっては、出世することで退職金が増える場合があります。
部長職と平社員とで1,000万円近い格差をつけている会社もありますから、出世しておく方が得だと言えます。
それだけ現役時代に会社へ貢献してきたという証だといえるでしょう。
自分の頑張りが認められたということでもありますから、華々しい退職が叶いそうです。
出世しても老後は楽にならないと思う人の意見
反対に、出世しても老後が楽になるわけではないと思う人もいます。
ここでは、その理由を紹介します。
生活レベルが上がってしまうから
若いうちに出世することで生活レベルが上がってしまい、老後に同じレベルを維持するのが大変だという意見がありました。
生活レベルは、一度身についてしまったらなかなかランクダウンできるものではありません。
基本的な衣食住のレベルはもちろん、人付き合いも増え、高級なランチや社交の場に出掛けなければいけないシーンも増えるでしょう。
高いマイホームを買ったことで、将来ローンの返済や固定資産税に四苦八苦するということもあるでしょう。
出世したなら、それなりの蓄えを意識しておくことも大切ですね。
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仕事以外の楽しみを見つけられないから
仕事を辞めて以降、新たな楽しみを見つけられるか心配になってしまう人もいるようです。
出世した人は、人生の大半を仕事に費やし、厳しい社内競争をくぐり抜けて今のポジションを勝ち取ってきたでしょう。
時には家族と過ごす時間や趣味の時間を削ってまで仕事に邁進してきた人が多いのです。
そんな人が定年を迎えて仕事を辞めると、生活に張りがなくなり、パタリと元気がなくなってしまうことがあるでしょう。
自分なりの趣味や楽しみは残しておくよう工夫し、第二の人生を歩むエネルギーを取っておくべきなのかもしれません。
↑『個』の時代を生き抜くために自分自身の価値を高めておくべきです。何をやるかではなく、何ができるかをコミットメントできる人間でありたい。
まとめ:老後が楽になるかどうかは、自分の人生計画次第!
出世して老後が楽になる人もいれば、反対に生活の維持が厳しくなる人もいるでしょう。
それぞれの分岐にあるのは、あらかじめ立てておく人生計画です。
求める生活レベルや普段の収支バランスから逆算して、十分な蓄えをしていれば、老後も楽しく過ごせるでしょう。
反対に、安易に「どうにかなる」と考えて対策を怠っていれば、節約ばかりの毎日になるかもしれません。
心配な人は、今のうちにキャリアプランを立てておきましょう!