革靴をメンテナンスする頻度は?メンテナンス方法も紹介!
「革靴のメンテナンスって難しそう」
「革靴をメンテナンスする頻度と方法を知りたい」
仕事ができる男は足元から。私はビジネスマンは革靴にかなり拘るべきだと考えています。1万円と2万円の革靴では雲泥の差の品質の違いと長持ち度合いが違うため、せっかく購入するなら少し高い革靴を購入することをおすすめします。
履いている革靴を見るだけで、そのビジネスマンの年収や仕事のセンスまで見抜けてしまいのです。私はジョンロブ・サントーニ・マグナーニが大好きで履いていますが、何よりも革靴の手入れをすることも趣味の一つです。仕事をしている時間は革靴と離れることがありませんので自分の相棒だと思ってピカピカにシャイン仕上げで磨き込むと気持ちもシャッキとしてきます。
立った状態の人を見る上で、意外と足元には目がいきます。そのため、メンテナンスのされていないくたびれた革靴を履いていることは、あなた自身や会社の評価を下げ、商談を不利にします。
とはいえ、革靴のメンテナンスは手間がかかります。革靴のメンテナンスを積極的にしない人もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はスーツよりも重要と言われる革靴のメンテナンス方法や頻度をテーマにお届けしていきます。
履くたびに行う革靴のメンテナンスは?
革靴は「履くたびに行うメンテナンス」と「月1回のクリームを使ったメンテナンス」があります。
帰宅後に、革靴を脱ぎっぱなしにしていませんか。帰宅後は、1分くらいの手間をかけて是非とも革靴をいたわってほしいのです。そのことにより、革靴の寿命は確実に増えます。ここでは、革靴を履くたびに行うメンテナンス方法を紹介します。
革靴を脱いだら馬毛ブラシでホコリを落とす
1日靴を履いていると、目に見えない大量のホコリがついています。ホコリの繊維は革の油分を奪ってしまい、革を乾燥させてしまうのです。
そのため、靴を脱いだら必ず馬毛ブラシをかけてホコリを落とすようにしましょう。
消臭スプレーをかけて、除菌する
ブラシの後は、消臭スプレーをかけて除菌しましょう。
一般的に足は一日約200ml(コップ約1杯分)の汗をかくといわれています。一日中履いた靴の中にはどうしても湿気がこもりがちで、そこに雑菌が繁殖してしまうのです。毎日、消臭スプレーをかけることで、悪臭の原因となる雑菌の繁殖を防ぐことができます。
シューキーパーを入れる
革靴を長持ちさせたいならシューキーパーは必須です。シューキーパーには以下の役割があります。
・革靴の形状維持
・乾燥・調湿
・脱臭・殺菌
この中でも、「革靴の形状維持」がシューキーパーの存在意義です。シューキーパーを使うことにより、革靴のシワを伸ばし、長期に渡って美しい形状を維持できます。
よって、革靴を長持ちさせたい、美しい状態で履き続けたいなら必ずシューキーパーを利用してください。
月1回のクリームを使ったメンテナンスとは?
定期的に行うメンテナンスとして、月に 1回(または 5、6 回履いたら)程度、乳化性クリームを使ったメンテナンスをすることが大切です。
乳化性クリームとは、革に潤い(水分と油分)を与えるためのクリームで、ちょっとした艶出し効果もあります。革は時間の経過とともに乾燥が進み、乾燥はひび割れや色あせといった問題を引き起こしてしまいます。
定期的に乳化性クリームで革に潤いを与えることにより、乾燥を防ぎ、革靴をきれいな状態に保つことができるのです。
クリームを使った革靴のメンテナンス手順
クリームを使った革靴のメンテナンスの手順を解説します。
1.紐をはずし、シューキーパーを入れる
2.馬毛ブラシでブラッシングし、ホコリを落とす
3.クリーナーで細かな汚れをふき取る
4.乳化性クリームを塗って革に潤いを与える
5.豚毛ブラシで乳化性クリームをなじませる
6.布で磨いて艶を出す
ひとつずつみていきましょう。
紐をはずし、シューキーパーを入れる
まずは、紐をはずしてシューキーパーを入れましょう。シューキーパーを入れることで、靴の形が保たれて、以降の作業がしやすくなります。
馬毛ブラシでブラッシングし、ホコリを落とす
クリーナーやクリームを塗るために馬毛ブラシで靴全体に付着しているホコリを落としましょう。力を込めてガシガシとブラッシングすることがポイントです。
クリーナーで細かな汚れをふき取る
液状のクリーナーを布に染み込ませて、靴全体を拭いていきます。クリーナーは、ブラシでは落としきれない細かな汚れを落とすために使用します。布だと、傷がつく可能性があるので、優しく拭くのがポイントです。2~3回に分けて全体を拭いていきましょう(1回では拭ききれないため)。
乳化性クリームを塗って革に潤いを与える
綺麗な布に適量の乳化性クリームを取り、薄く伸ばしながら靴全体に塗布しましょう。乳化性クリームには水分と油分が含まれており、これを塗ることで革の乾燥を防ぐことができます。こちらも、3~4回に分けて、全体に均一になるように塗ることが大事です。
豚毛ブラシで乳化性クリームをなじませる
乳化性クリームを塗り終わったら、豚毛ブラシを使用して革に馴染ませます。豚毛ブラシは馬毛ブラシよりも固さがあることが特徴で、このブラシでブラッシングするとクリームがよく馴染みます。すこし力を込めて、入念にブラッシングすることがポイントです。
布で磨いて艶を出す
仕上げに、綺麗な布で磨きます。乳化性クリームにはロウが含まれているので、布で磨くことにより革の表面にうっすらとロウ成分の膜ができます。このロウ成分の膜が革のツヤツヤ感を引き出してくれます。
最後に、靴ひもを通せば、メンテナンス完了です。
まとめ:革靴をメンテナンスする頻度は?メンテナンス方法も紹介!
いかがでしたでしょうか?革靴を長持ちさせたい場合は、必ずメンテナンスするべきです。本記事では、「履くたびに行う革靴のメンテナンス」と「月1回のクリームを使ったメンテナンス」を紹介しました。
・革靴を脱いだら馬毛ブラシでホコリを落とす
・消臭スプレーをかけて、除菌する
・シューキーパーを入れる【月1回のクリームを使ったメンテナンス】
1.紐をはずし、シューキーパーを入れる
2.馬毛ブラシでブラッシングし、ホコリを落とす
3.クリーナーで細かな汚れをふき取る
4.乳化性クリームを塗って革に潤いを与える
5.豚毛ブラシで乳化性クリームをなじませる
6.布で磨いて艶を出す
上記を実践すれば、革靴の寿命が延びますし、経年変化で色艶が増してきます。また、手入れすればするほど愛着が湧き、革靴を履いて出かけるのが楽しくなると思います。今まで、革靴を手入れしたことがない方も、本記事で紹介したメンテナンスを実践してもらえると嬉しいです。