仕事ができないWEBディレクターが陥る4つの落とし穴

仕事ができないWEBディレクターはプロジェクトをうまく進めることができません。

WEBディレクターの役割は、クライアントとWEBデザイナー・コーダーの橋渡し役というディレクション業務になります。

曖昧な打ち合わせ内容のまま進めると修正回数が増え、スケジュール進行もうまくいかず、クライアントも制作チームも不満がたまり、クオリティの高い成果物をあげられません。

自分は仕事ができないWEBディレクターになっていないか?どうしたら仕事がうまくいくのか?

そんな悩みを抱えている方は必見です。

 

\この記事はこんな人に読まれています/

  • これからWEBディレクターを目指す人
  • すでにWEBディレクターで仕事に悩んでる人
  • 自分の仕事はちゃんとできてるか確認したい人
  • 仕事ができないWEBディレクターの特徴が知りたい人

 

ーこの記事の監修者ー

ホームページショップ渡邊 一弘(わたなべ かずひろ)
株式会社HomePageShop 代表取締役
コーポレートサイト→https://hp-shop.co.jp/

1979年生まれ。カリフォルニアに留学後、札幌から名古屋へ活動拠点を移し、ソフトウェアの開発会社に就職。その後独立起業をし、年間200サイトの構築を実現する。近年では、企業のコンサルティング業務の相談もうけ、大企業から中小零細まで様々なソリューションを提供している。

 

仕事ができないWEBディレクターになっていないか?

WEBディレクターになり多くのプロジェクトをこなすうちに、いつのまにか仕事ができない、無能なWEBディレクターになっていないでしょうか?

納品期日には間に合ったものの、クライアントの評価が低いのはなぜでしょう?

高い費用対効果を出したにもかかわらず、次の案件は別の競合企業にお願いすると言われたのはなぜでしょう?

依頼したデザイナーから、もうあなたと一緒に仕事をしたくないと言われたのはなぜでしょう?

 

自分のことを客観的に見ることができないと、自分の立場からしか物事を見ることができず、自己中心的・感情的になりがちです。

WEBディレクターは高いコミュニケーション能力が求められます。

自分を客観視できる人は人の意見を聞くことができるので、自然とコミュニケーションスキルを発揮できるのです。

自分の力量を把握し、自分にできること・できないことを理解すると、周囲からの自分の評価と、自分自身の評価にずれが生じなくなります。

 

現役のWEBディレクターも、これからWEBディレクターを目指す方も、仕事ができないと言われる可能性があるのであれば改めてWEBディレクターの仕事内容を理解することも大事ではないでしょうか。

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WEBディレクターとは

 

 

仕事ができないディレクターの特徴

仕事ができない人は、ほとんど以下の特徴に当てはまります。

自分は当てはまってないでしょうか?

これからWEBディレクターを目指す人は、以下の特徴に当てはまらないように注意しましょう。

 

クライアントのいいなりになってしまう

クライアントを大事にしすぎるあまり、要望を全て受け入れていませんか?

当初に予定していたサイト全体のコンセプトから、大幅なズレが生じるケースの大半の理由がこれです。

 

イエスマンになってしまうと、無理なスケジュールを組むことになり、結果としてクオリティにもそれが反映されてしまいます。

ですが、望む最善の結果をもたらせてこそ、プロのWEBディレクターです。

だからこそクライアントの声をしっかり聞きながらも、プロ目線で最終的な効果を考えた提案が必要になります。

できないことはできないとはっきり言えることがとても重要です。

クライアントの言いなりになるのではなく、適切な提案を心掛けましょう。

 

伝書鳩になってしまう

自分の言葉にせずクライアントの文章をそのまま共有するので、デザイナーとコーダーから特に嫌がられます。

 

クライアントからの要望を、そのままWEBデザイナー・コーダーに伝えてしまうディレクターがいます。

そういう伝書鳩のような行為を、デザイナーやコーダーは毛嫌いするのです。

ではどうすれば明確な指示を伝えられるディレクターになれるのでしょうか。

 

  • クライアントの要望をワイヤーフレームなど、見える形に落とし込む
  • デザインコンセプトに沿った完成像を考える
  • 専門的でわかりやすい指示を出す

 

指示を出すときは、口頭だけで伝えるのではなく、文章や図像を使い、参考サイトを共有するなどして、完成像のイメージを明確に伝えましょう。

また専門的な知識を持ち合わせてこそのWEBディレクターです。

クライアントの意向に合わせたデザインの指示はもちろん、ページ毎の対策キーワードを明確にすることで、より具体的なイメージを共有していきます。

伝書鳩はプロの仕事ではありません。

こうした明確な指示出しこそ、WEBディレクターの役割なのです。

 

追加発注を安請け合いしてしまう

クライアントからの追加発注があった時、本来であればきちんと費用をとれる作業を、温情で安く請けてしまうことがあります。

工数が発生しているにも関わらず、お代は結構です、と言ってしまうディレクターもいます…。

赤字になってしまっては、仕事を請ける意味が全くありません。

自分では意識していなくても作業の品質が落ちることもあるでしょうし、仕事の優先順位も後回しになりがちです。

対価に見合った報酬を受け取るのは当然のこと。

仕事として請け負うからこそ、自分の工数に見合った利益をもらって良いのです。

追加発注を受ける際には、新たに見積書を作成し、適切な金額の費用を請求していきましょう。

 

追加と修正の違いを明確にできない

追加と修正は異なります。

追加とは新たに機能やページを追加するなどして、費用が発生することになります。

修正はコンセプトに合わせた内容への手直しのことを指します。

しかしながら、これといった線引きを決めるのは難しいものです。

では優秀なディレクターはどのように線引きをしているのでしょうか?

 

  • 追加はクライアントの新たな要望
  • 修正は制作側の納品に対しての修正要望

 

制作を進めている段階でのクライアントの要望は、追加なのか修正なのか。

追加は新しい見積書の提出することになりますから、その違いを明確にすることが大切です。

また追加、追加の連続で、納品がなかなかできないといったケースもあります。

都度、クライアントとコミュニケーションを取りながら、円滑にプロジェクトを進めていきましょう。

 

スケジュールを守れない

WEBディレクターの仕事で一番大切なことはスケジュール進行管理です。

これができないWEBディレクターは一番つらい思いをすることになるでしょう。

スケジュールはズレるものと理解し、柔軟に対応することが求められます。

スケジュールは生き物ですから、クライアントの成果物確認にかかる日数や、デザインとコーディングにかかる日数を常に調整する必要があります。

納期を守らないとクライアントからの信用問題になり、今後の依頼に影響も出るでしょう。

 

進行管理をするにあたっては以下のコミュニケーション能力が求められます。

 

  • クライアントの要望から意図を汲み取ること
  • クライアントへデザインコンセプトを提案すること
  • WEBデザイナー・コーダーに的確な指示を出すこと

 

コミュニケーション能力を上げればスムーズな進行管理に繋がるでしょう。

 

仕事ができるWEBディレクターになるために

仕事ができるWEBディレクターになるためにはどうすればいいでしょうか?

出来ているようで出来ていないことがないか、改めて確認することも必要かもしれません。

まずはWEBディレクターとして必要なスキルをしっかりと身に付けることから始めるとよいでしょう。

 

WEBディレクターに必要なスキルを身につけることが、仕事ができるようになる第一歩です。

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WEBディレクターに必要なスキルを身に付けていけば、自ずと仕事ができるディレクターになれます。

自分のできることから実践していき、スキルアップを目指しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

 

仕事のできないWEBディレクターのパターンをまとめます。

 

  1. クライアントのいいなりになる
  2. 伝書鳩になる
  3. 追加発注を安請け合いしてしまう
  4. 追加と修正の違いを明確にできない
  5. スケジュールを守れない

 

仕事のできないWEBディレクターは利益を生み出しません。

自分のことを客観的に見ることで、できること・できないことを理解し、足りないところを補っていく。

そうすることでスキルアップすることができ、昇進や独立も見込めます。

自分は仕事のできないWEBディレクターになってはいないか、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。

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