年下が上司になったときの対処法
必ずしも年功序列で出世するとは限らなくなってきた時代、年下が上司になることも少なくありません。
自分より圧倒的に若いひとが上司になったり、元々自分の部下だったひとに逆転されたりすると、少しきまずい思いをすることもあるのではないでしょうか。
今回は、年下が上司になったときの対処法をお伝えします。
■上司には敬意をもって接する
基本的には、上司である以上敬意をもって接しましょう。
人に対し敬意をもつのは相手が上司であっても部下であっても同じですが、自分以上に仕事ができるからこそ出世していると考えれば、失礼な態度がないよう気配りするのが原則です。
間違っても年下だからといって下に見るような態度を取ることはしないでおきましょう。
■敬語は崩さないようにする
上司が年上であっても年下であっても、最低限仕事の場では敬語を崩さないようにします。
元々相手が後輩や部下であって敬語を使い慣れていなかったとしても、タメ口で話すのはNGです。
心から打ち解けた相手であれば、業務時間外の飲み会や1対1でくだけて話すようなシーンで多少のタメ口は許されるかもしれません。
それでも、会議の場や取引先の目の前で敬語を崩すのはやめましょう。
たった３時間で学べるコミュニケーション能力です。コミュニケーションの能力が向上するとプレゼン力やスピーチ力まで上手くなります。ビジネスや転職の面接でも通用するコミュニケーションはしっかりと身につけたい能力だと思います。■変に態度を硬化させない
年下が部下になって気まずい思いをするひとがいれば、反対に年上が部下になって扱いに困るひともいます。
「年下とはいえ部下だから」と変にへりくだりすぎるのも、「上司だろうが年下だから」と慇懃無礼な態度を取るのも、やりすぎだといえるでしょう。
変に態度を硬化するとコミュニケーションに支障が出て、仕事をする際にもギクシャクしてしまうものです。
無理に態度を変えることなく、敬語を多めに使うくらいの意識でいいのかもしれません。
■現状に甘んじず努力する
年下が上司になるのは、ほとんどのビジネスマンにとって屈辱的で悔しいことです。
どんなに仕事ができる人で納得の人事であったとしても、心のどこかで忸怩たる想いを抱えることになるでしょう。
これをひとつのモチベーションに変え、現状に甘んじず出世に向けて努力するのがおすすめです。
「自分はこんなところで収まるべき人間ではない！」」というポジティブな姿勢を貫けば、アンテナ高く仕事に勤しめそうですね。
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■相手のいいところを真似していく
経験の長い年上を超えてまで出世する若手は、それだけ会社が求めるマネジメント人材像に近いことが分かります。
自分になくて相手にあるのはどんなことなのか、まずは冷静に分析してみましょう。
「自分も出世したい」「先を越されてしまって悔しい」と思うのであれば、却ってそれはチャンスです。
相手の優れたポイントがあれば、どんどん真似していくのがおすすめです。
■まとめ：年下上司は悪いことではない！超えるべく再努力のきっかけにしよう！
年下上司は「生意気だ」「若手の癖に」「仕事がやりずくらくなってしまう」などマイナスのイメージを持たれがちですが、決して悪いことではありません。
若くしてそれだけ仕事ができたり人に好かれたりする才能を持っているということですから、参考にすべきところはどんどん参考にしていきましょう。
反対に、年齢だけにこだわって態度を硬化させたり、敬語を使わず下に見るような態度を取ったりするのはNGです。
却って自分の評価を下げてしまいかねませんので、注意しておきましょう。
私は会社では社員同士が『さん』付けで呼び合う文化にすべきだと考えています。理由は社長や部長など職制とは指示命令系統の『記号』に過ぎないからです。職制が高いから人格に優れている、人徳があることにはならず、職制が外れた途端に何の能力も証明する価値が発揮できない場合があります。
日頃から『さん、君、交代』とならないように日頃から『○○さん』で呼び合うようにしておきましょう！
