女性が長く営業職を続けるポイントは?
営業職は性別問わず就業できる仕事ではありますが、「人生営業一環」として40年以上続けている女性が少ないのが現状です。
元々営業が好きな女性でも、結婚や出産などライフスタイルに合わせて一度退職したり、本当は続けたかったけれど家庭の事情で泣く泣く別の職種に転職せざるを得なかったりした人も多いでしょう。
今回は、女性が長く営業職を続けるポイントについて解説します。
自分のキャリアを考える上でも有効ですので、是非参考にしてみてください。
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営業相手を変える
第一に、営業相手を変える方法があります。
法人から個人、個人から法人に切り換えるということです。
特に個人相手の営業職は、コアタイムが夕方~深夜になることが大半です。
仕事を抱えている人が自宅にいたり着信を取れたりするのは仕事が終わってからの夕方から夜にかけてということを考えれば、当然営業の主戦場も夕方から夜にかけての時間帯に集まります。
子育てや介護を抱えている人にとって夕方以降働くことは難しくなりがちですから、このような場合は法人営業に切り替えて昼に働けるよう工夫するのがよいでしょう。
営業手法を変える
第二に、営業手法を変える方法があります。
新規営業からルートセールスに、カウンターセールスから訪問営業に、など方法を切り替えるということです。
常に目標数字に追われることの多い営業職では、いかに営業活動に割ける時間を多くするか勝負な一面があります。
残業や休日出勤をしながらフルパワーで働けない事情を抱える女性は多いため、なるべく短時間で効率よく営業できるようなスタイルに切り換えていくのがよいでしょう。
新規で顧客を開拓する新規営業から、既存顧客への継続的な提案やフォローを行うルートセールスに切り替えるのも1つの手段です。
また、お客様の流れが読めず受け身の姿勢になりやすいカウンターセールスから、自分のバイタリティ次第でどんどん件数を回れる訪問営業に切り替えるなどの手段もあるでしょう。
自分の強みが活かせる手法にすることで、短時間でも十分な成果を上げられるようになるのです。
営業商材を変える
第三に、営業商材を変える方法があります。
若い時にはコスメや美容商品の販売を行い、30代40代になってからは子ども服やおもちゃのセールスをし、50代以降は健康器具やカルチャースクールの提案をするという人は少なくありません。
営業に必要なコミュニケーション能力やアプローチ力は、商材が変わっても活きてきます。
その年代の自分に求められている提案や共感を分析し、時代に合わせて営業商材を変えるのも賢い手法だと言えるでしょう。
また、自分の経験や興味・関心を活かせる道に進むのもおすすめです。
コスメが好きなら化粧品の販売を、何人も子育てしてきた実績があるなら子ども向け商品や習い事スクールの営業を、食事作りや家事が好きなら家事代行サービスやレシピサイトの提供企業の営業部に勤務するなど、選択肢はたくさんあります。
どんな商品に強みを持てるか、分析していくのも楽しそうですね。
まとめ:女性営業マンは「長く続けること」を目標にしてもいいかも。
一貫したキャリアや経験があるのは、市場における自分の価値を上げるのに最適です。
ライフイベントと同時に営業を諦めてしまう女性も多いですが、営業相手・営業手法・営業商材などを自分に合ったものに変えていけば、そのハードルをグンと下げられるかもしれません。
まずは「長く続けること」を目的にし、自分に経験値とノウハウを蓄積していくのがよいでしょう。
最終的に「これだけ続けてきたんだから!」という自信が持てれば、今後転職するとなった時や出世を望むようになった時にも大きな後ろ盾となってくれそうです。