WEBディレクターとしてフリーランスになるということは、ある程度の経験を積んでいることが絶対条件となります。
クライアントはどんなスキルと知識があるWEBディレクターなのか、自社の案件にマッチするのかなどを総合的に判断して仕事を依頼します。
今回はWEBディレクターがフリーランスになるために覚悟するべき5つのポイントについて説明します。
\この記事はこんな人に読まれています/
- WEBディレクターとしてフリーランスになるための心構えをしりたい
- フリーランスになるメリットとデメリットを知りたい
- WEBディレクターとしてどの程度のスキルがあればフリーランスになれるのか知りたい
- フリーランスになるために使うべきサービスを知りたい
WEBディレクターとしてフリーランスになるという選択
WEBディレクターとしてフリーランスになるにはある程度の実績と経験を積んでいる必要があります。
私は現役のWEBプロデューサーなのですが、今まで一緒に仕事をしてきたWEBディレクターは総勢30名を超えています。
私がみてきたWEBディレクターの中にはまったく仕事ができず、担当する案件がことごとく炎上する人もいました。
フリーランスでも通用する人にはいくつかの特等があります。
- 制作知識を備えていること
- 進行管理能力があること
- 危機察知能力があること
- 明確な指示をだせること
- コミュニケーションスキルが高いこと
上記の要素を備えていれば、少なくとも案件に困ることはないでしょう。
私がWEBディレクターを採用する際にも上記のポイントはかなり重要視しています。
WEBディレクターの市場価値はとても高く、どの企業も喉から手が出るほど欲しい職種です。
当然仕事ができるWEBディレクターは独立を視野に入れます。
その方が報酬額が高く、年収を上げることができるからです。
ただし、フリーランスになるおということはいくつかの覚悟が必要になります。
フリーランスになることを考えている方は是非参考にしてみてください。
もちろんフリーランスとして活動するのであれば、仕事ができないと思われることはNGです。
仕事ができないWEBディレクターという印象を与えてしまうと仕事が取れなくなってしまうので注意が必要です。
仕事ができないWEBディレクターはプロジェクトをうまく進めることができません。 WEBディレクターの役割は、クライアントとWEBデザイナー・コーダーの橋渡し役というディレクション業務になります。 曖昧な打ち合わせ内容のまま進める[…]
覚悟1:仕事は自分で探す
当然ですが、独立したら仕事は自分で探さなくていけません。
フリーランス向けの案件紹介サイトに登録することから始めると営業が楽になります。
フリーランスとして独立する場合は、独立する前にあらかじめ取引先を獲得しておけるかが大事になります。
独立する前には人脈を使い、自分を必要とする取引先を数社選定し、目星をつけておくとよいでしょう。
覚悟2:プロジェクト単位の仕事になる
プロジェクト単位の仕事になるということは、安定した仕事の保証がないことを意味します。
当然会社や案件によって異なりますが、1案件ごとの依頼だと平均で3ヶ月から6ヶ月程度のプロジェクトが多いです。
ただし、スキルを評価されれば継続的に複数の案件を同時に依頼されることもあるので、クライアントは1社でも案件が途切れることはなくなります。
ただし、自分の実力がクライアントの満足度を超えない場合はほぼ契約終了となりますので、クライアントはシビアに仕事内容を判断しています。
覚悟3:案件ごとにメンバーが異なる
社員として働くのであれば、基本的にメンバーは同じですから、仕事の進め方や考え方の癖なども分かった上で対応するので効率がよくなります。
ですが、フリーランスのWEBディレクターは基本的にプロジェクト単位となるので、関わるメンバーも毎回変わります。
中には自分と相性が合わないメンバーや、高圧的な態度で接してくる依頼主もいるでしょう。
プロジェクトで関わるメンバーとうまくコミュニケーションが取れることは、仕事の質をあげるためにも非常に大切です。
覚悟4:プロとしてみられる
フリーランスになるということは、中途半端なスキルや知識では当然通用しません。
仮にスキルや知識がなくても面接さえ突破できればプロジェクトに参加することはできます。
ですが、後で必ずメッキが剥がれます。
依頼主も当然フリーランスに対してはプロとしてみているので、相応の成果を求めます。
WEBデザイナーであればポートフォリオである程度判断が出来ますが、WEBディレクターはやってみないと判断ができません。
仕事の進め方や考え方などは面接である程度わかるものの、実際に任せてみないと本当の実力というのはわからないのです。
だからこそ、面談の段階から厳しい目で判断されます。
覚悟5:スキルが低いと報酬も低い
WEBディレクターに支払う報酬額はプロジェクト内容の難易度とほぼ比例します。
楽な案件であれば報酬は低いですし、大規模なプロジェクトなどであれば報酬額はいっきに高くなります。
フリーランスWEBディレクターとしての報酬額は平均40万〜60万というのが相場になります。
ただし、この報酬額は経験年数と依頼主や案件の規模によって左右されます。
報酬額のイメージは下記の表をご覧ください。
報酬額 | 経験年数 | 案件規模 | 案件難易度 |
月収30万前後 | 1年 | 小 | 低 |
月収40万前後 | 2年 | 小 | 低 |
月収50万前後 | 3年〜5年 | 中 | 低・中 |
月収60万前後 | 5年以上 | 中・高 | 中・高 |
月収70万以上 | 10年以上 | 高 | 高 |
依頼主の判断次第では経験年数が少なくても高額案件を依頼することもありますので、この表はあくまでも参考としてお考えください。
タイプ別にみるWEBディレクター
WEBディレクターにも色々なタイプがあります。
自分がどんなタイプのWEBディレクターなのかを理解してアピールすることが、条件のいい仕事を獲得するポイントになります。
例えば以下のような特徴の掛け算ができると依頼主も判断をしやすくなります。
- ライター×WEBディレクター
- デザイナー×WEBディレクター
- エンジニア×WEBディレクター
- 営業×WEBディレクター
- マーケター×WEBディレクター
WEBディレクターになるために経験したキャリアを明確にした方が、より自分にあった仕事を受けることが可能になります。
ディレクション以外にどんな特徴があるのかによって、任せる案件の内容も変わってきます。
依頼主が抱えている課題を解決できるスキルがあれば、嫌でも仕事は増えます。
自分のアピールポイントを棚卸ししましょう。
フリーランスが登録するべきサービス
フリーランスになったらまずは仕事を受けるための土台を用意することです。
フリーランスの案件紹介サイトに登録をすれば、エージェントが各案件にマッチしたWEBディレクターを紹介します。
IT系のフリーランス紹介サービスでは、WEBディレクターの割合が10%となるため、圧倒的に人材が不足している状況です。
裏を返せば、案件を選ぶことができるということです。
まずは以下のサービスに登録をしましょう。
自分で営業活動をせずとも、仕事の相談が入ってきます。
以下のサービスはエンジニア案件の他にWEBディレクター向けの案件があるものをまとめていますので、全て登録すると、より案件の相談件数を増やすことができます。
【PRO WORKS】
【公式サイト】https://start-proworks.com/
PROWORKSの大きなポイントは以下の2つです。
- 初回案件契約完了で初期案件設備準備費用として最大10万円のプレゼント
- 案件開始から案件受注期間が6ヶ月ごとに、なんとボーナスを支給
フリーランスなのにボーナスがもらえるという、素晴らしい特典があります。
もし他のサービスで同じ案件の相談がきた場合はPROWORKS経由で仕事をすればボーナスがもらえるのでお得です。
【Freeto】
【公式サイト】https://freeto.jp
ディレクター向けの案件も多数掲載しています。
大手の大規模プロジェクトも豊富に抱えており、自分のスキルに合わせた最適な報酬単価を選択することが可能です。
まとめ
いかがでしたか。
フリーランス案件サービスの登録数は多ければ多いほど相談件数が増えます。
企業側も全てのサービスサイトに登録しているわけではなく、1つのサービスにしか登録していなケースもあります。
多くのサービスに登録することによって、掘り出し案件に遭遇する機会も増えます。
ぜひ自分にあった案件を獲得してください。