口下手な人は営業職に向いていない!?対処法3選
営業職は、思っていることをスムーズに言語化して話せる人だというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
実際に営業職で弁が立つ人は多く、話し方が巧みで自己主張も相手の意見を聞くことも上手な人がいるのは事実です。
しかし、口下手だからといって営業職に向いていないと言い切ることはできません。
今回は、口下手な人が営業職に就く際の対処法を紹介致します。
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質問する力を鍛える
口下手な人は、まず質問する力を鍛えましょう。
営業職は、聞く力8割、話す力2割と言われています。
つまり、自分がどう話してどう商品を売り込むかより、相手が抱えている悩みや不安を吸い上げ、ケースバイケースでカスタマイズしながら提案を添えていくことが重要とされているのです。
質問する力が備わっていれば、相手が何に悩んでいるのか、過去どんな対処法を打ってどう失敗してきたのか、いつまでにどうして解決したいのか、さまざまな角度から悩みを分析することができるでしょう。
「この人は自分の悩みに寄り添ってくれる」
「丁寧にヒアリングして、共感してくれる」
と感じてもらえれば、自分に対する信頼も担保しやすくなります。
まずは無理に話そうと意気込みすぎず、相手の情報を集めることに全力を尽くしてみるのがよいでしょう。
たった3時間で学べるコミュニケーション能力です。コミュニケーションの能力が向上するとプレゼン力やスピーチ力まで上手くなります。ビジネスや転職の面接でも通用するコミュニケーションはしっかりと身につけたい能力だと思います。
↑『個』の時代を生き抜くために自分自身の価値を高めておくべきです。何をやるかではなく、何ができるかをコミットメントできる人間でありたい。
あらかじめヒアリング項目を整理しておく
口下手な人はとっさの機転やアドリブが効かない可能性も鑑みて、あらかじめヒアリング項目を整理しておくのがよいでしょう。
絶対に抑えておきたい質問を聞き逃さないよう、ヒアリングシートにしてしまうのも1つの手段です。
「この条件さえ抑えられれば最高の提案ができる」
「最低限これだけは聞かないと提案のイメージが固まらない」
という質問をいくつかピックアップし、常に必要な質問として意識しておくのがポイントです。
しかし、相手によっては初対面の相手に懐の全てを明かさない可能性もあります。
会う回数を経ながら少しずつ質問形式を変えて同じような問いを繰り返したり、提案に必要な部分なのでと前置きしてから聞いたりすることで、よりリアルな悩みを吐き出してもらいやすくなるでしょう。
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択一式の問いを投げかける
自分で1から10まで全て説明するのが苦手な口下手は、択一式の問いを投げかけるのもおすすめです。
択一式とは、「正しいもの」もしくは「間違っているもの」を選択させる形式のことです。
大学受験や資格試験によく出題される、「下記の中から間違っているものを1つ選びなさい」という問いをイメージすると分かりやすいでしょう。
これを問いかけることで、クライアント自身に自然と求める答えを出してもらいやすくなります。
「お悩みから察するにA案とB案とC案がありますが、予算や状況は一旦置いておいたとして、一番理想に近いものはどれですか?」
「5つの手法のうち、最も避けたいものは何でしょうか?」
と聞くことで、無理なく相手の希望を伺えるようになるのです。
しかし、聞くタイミングが早すぎると、そもそもクライアントが判断できる状況ではないことも出てきます。
「それを判断してほしかったから呼んだのに…」と思われてしまっては、商談の意義や目的が崩れてしまいますので注意しましょう。
あくまでも十分な判断材料を提示してから、最後の押しの手段として活用するのがおすすめです。
まとめ:口下手でも営業職に就くことはできる!
口下手でも、営業職として活躍することは可能です。
むしろ相手の状況や悩みを丁寧にヒアリングすることなく自分側の話ばかりまくしたててしまう営業マンは嫌われますから、聞き上手になることを意識するのが重要だと分かるでしょう。
営業職は必ずしも「話すことが」武器になるとは限りません。
相手の悩みに丁寧に共感し、最後にそっと解決策を提示できれば、きっと成果となって現れるでしょう。